寒さに弱い植物の種まきと、一年草の苗の定植は3月中に!|イングリッシュガーデン in 沖縄|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

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2019年3月15日更新

寒さに弱い植物の種まきと、一年草の苗の定植は3月中に!|イングリッシュガーデン in 沖縄

イングリッシュガーデン in 沖縄[vol.11]当連載の筆者・北めぐみさんの庭では、2月からチューリップやビオラなどの花が咲き、春の訪れを告げたそうです。初夏まで花いっぱいの庭を楽しむため、今の時期に「寒さに弱い植物の種まきやポット苗の定植をしましょう」とアドバイスします。

当連載の筆者・北めぐみさんの庭では、2月からチューリップやビオラなどの花が咲き、春の訪れを告げたそうです。初夏まで花いっぱいの庭を楽しむため、今の時期に「寒さに弱い植物の種まきやポット苗の定植をしましょう」とアドバイスします。

今まくと活発に生育

寒さに弱い植物は、気温が安定した今ごろの種まきがオススメ! 温暖な沖縄の場合は秋まきでも育ちますが、夏咲きの植物は気温の上昇とともに生育が活発になるので、今の時期にまくと発芽から開花までがスピーディーです。
3月の種まきに適している植物は左記の通りです。植物の種類は秋や春より少なくなりますが、色や品種の違いでバリエーションが楽しめますよ♪ 
また、10月下旬ごろにポットに種まきをした苗を庭や花壇に定植するのも今の時期。目安は、開花が3月~6月の一年草は3月中、暑さに弱い多年草は遅くても4月中には定植しましょう。


気温上昇で害虫も増加

天気の良い日の沖縄は、3月でも暑いですよね。日差しも強くなりますから、この時期から植物の水やりは夕方、日が落ちてからがおすすめです。朝や日中の水やりは葉焼け、または急な気温上昇による蒸れが植物にダメージを与えます。
気温上昇とともに害虫などがもっとも増える季節です。特にカタツムリ、アオムシ、ケムシ、カイガラムシなどが増えてきます。まめにチェックして繁殖を防ぎましょう。





種まきしよう!


バジル(ダークオパール)やジニアなどの種まきも今の時期がおすすめです。春まきの種は比較的大きいものが多く、ポットや直(じか)まきできるので初心者でも育てやすいです

10月ごろポット植えした種大きくなったので庭に定植
昨年10月下旬ごろにポットまきした種が、大きな苗に成長しました。開花が3月~6月の一年草は3月中、暑さに弱い多年草は4月中には庭や花壇に定植しましょう。


「セリンセ・マヨ―ル」日当たりの良い場所に植えると、大きく広がって咲きます。温暖な沖縄では少し発色が悪いですが、好きな品種なので毎年種まきしています


「ジギタリス・キャメロットクリーム」暑さに弱いジギタリスは沖縄では早咲きの品種(4~5月に咲く)の方が咲かせやすいです。日当たりがよい場所に植えます


「ラムズイヤー」羊の耳みたいな柔らかな手触りが面白いカラーリーフ。夏の強い日差しは苦手なので、半日陰に植えます


「バーバスカム・ウェディングキャンドル」沖縄でも年に数回開花します。日当たりが良い場所に植えます。4月までに株分けもできます


パンジーやビオラも花ほころばせ
チューリップの球根冷蔵処理で開花!

5月ごろまで華やぐ庭

春らんまん! 今年は庭の改装中につき、例年よりは花数は少ないのですが、華やかになってきましたよ♪
亜熱帯気候の沖縄では、気温や天候の変動はありますが、1月~3月ごろは雨や曇りの日が多く、日照時間が不足しがちです。特にことしは雨が多く、暑い日が多かったですね。ですが、植物たちは晴れ間にたっぷり光を浴びて元気いっぱい咲いています。
2月22日ごろには、大好きなチューリップの球根もいくつか開花しました。品種によっては花芽が飛んでしまったものもありますが、ほとんどの球根は2カ月ほど冷蔵処理(冷蔵庫に入れて人為的に寒さにあてる)で開花しました!
花芽が飛んでしまったのは、今年は植え付けが遅くなってしまったことと、冬場の気温がかなり上昇したことによるかもしれません。
ガーデニングって失敗があるからこそ、やめられないんですよね~。品種別、植え付け時期など日々研究していこうと思います。
これから5月ごろまで、たくさんの種類の一年草が咲き誇る大好きな季節! 春一番に楽しませてくれるパンジー、ビオラなどから始まって、ネメシア、リナリア、フロックス、5月ごろはジギタリス、ブルーレースフラワー、カンパニュラも咲きます。
種まきからずっと観察し続け、開花したときは「ことしも会えたね!」という気持ちになります。


購入できる種が減少

自家採取した種ならなおさらいとおしさが増します。
ただ、少し残念なことは年々、購入できる種の種類が減ってきていることです。以前のガーデニングブーム最盛期のときはさまざまな種が市場に出回っていたのですが、今は手に入れることができず、自家採取しないと見ることのできない品種もたくさんあります。
私は「沖縄生まれ」にした丈夫な種をできるだけたくさん残したいと思っています。自分のお庭だけでなく、お花好きの皆さんのお庭でもたくさん咲かせていただいて、皆さんと一緒に残して行けたらすてきだと思います♪



パーロット咲き(花びらがフリルのように波打つ)の斑(ふ)入り葉のチューリップ。ことしは見事に咲きそろいました。


八重咲きのフリンジチューリップ。花持ちがいいです


アプリコット色のフリル咲きのパンジーに黒い小輪咲きビオラが寄り添って咲いています。この組み合わせはお気に入りです


チューリップの中でも絞り模様のこの品種は、咲かない球根もありました。植え付けが遅れたのも要因の一つと思われますが、変わり咲きの品種は沖縄では難しいのかな?


スカビオサも咲きました。直径8センチほどの美しい花が咲く品種。高性種(背が高くなる品種)で、高さは50センチほどになりました。沖縄では夏越しできませんが、一年草として植えています


ビオラとレモン。あまりにもかわいくて取りそこねた大きなレモン♪


フリフリピンクがかわいい「天の羽衣」(写真2種とも)!最近はやっているフリル咲きや八重咲き品種は、花持ちが良いのも長所です


★タイムス住宅新聞のホームページ
sumai.okinawatimes.co.jp)では、紙面に入りきらなかった情報を紹介中。年間のガーデニングスケジュールや、12月上旬の北さんのお庭様子などをアップしています。(こちら)

『北さんのお庭』

きた・めぐみ/愛知県で生花店や園芸店に勤務したのち、沖縄に移住。浦添市で小さなガーデニングショップ「庭のおくりもの」を営む。※お店は現在、庭のリニューアルのため休業中。ことし3月から再開予定。
沖縄県浦添市港川2-29-5
098-878-0355
ブログ:http://niwano22.ti-da.net/​
https://www.instagram.com/niwanookurimono/?hl=ja​



イングリッシュガーデン in 沖縄


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1732号・2019年3月15日紙面から掲載

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スタッフ
東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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