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2025年6月6日更新
【企画特集】沖縄の木造住宅|リード・アーキテクト(株)
年々、沖縄での着工件数が増加する木造住宅。一口に木造といっても、建築事業者は自然素材や最新の建材・テクノロジーなどを組み合わせて、快適さと機能にもこだわっている。多彩な木造住宅を手がける8社を紹介する。
【リード・アーキテクト(株)】
空気もきれいな健康住宅
住医学研究会が推奨「0宣言の家」

リ ード・アーキテクトが提供する「0(ゼロ)宣言の家」は、「長持ちしない建材や、健康に悪影響を与えうる建材を使わない住まいです」と同社の建築士・小野章子さんは説明する。
0宣言の家は、全国の設計事務所や工務店が集まり、医師や大学教授の協力のもと、住む人の健康を追求する「住医学研究会」が推奨している。同社もその理念に賛同し、沖縄においては2018年から同物件を手掛けている。
小野さんは「仕上げ材や構造材はもちろん、断熱材や接着剤など、見えないところまで天然由来の材料を使っています」と話す。構造材はヒノキの無垢(むく)材、フローリングや建具などの仕上げ材にはパイン、スギ、ヒバなどを使用。また、化学物質の入った接着剤は使用せず、独自に開発した健康のりを使っている。天然無垢材に囲まれた空間は「空気清浄機を使わなくても『空気がとてもすがすがしい』などの声をいただいている」。

内壁に使用している漆喰は、調湿作用だけでなく抗菌・脱臭作用も高く、菌や臭いも除去する
内壁は100%自然素材の漆喰(しっくい)で、カラーバリエーションも豊富。トレンドのブルーグレーのほか、淡いピンクやモダンなブラックなども人気だそう。

内壁の漆喰はカラーリエ-ションも豊富

黒い漆喰を使用したモダンなキッチン
「細部まで世界中から厳選した安心・安全な材料だけを使用しています。それが健康だけでなく、高い耐久性にもつながっています」

屋根には瓦同士の連結が強化され地震や台風時でもずれにくく落下しにくい防災瓦を使用
4層のクアトロ断熱
外壁は、遮熱塗り壁+外断熱+内断熱+調湿漆喰を合わせた「クアトロ断熱」を標準仕様としている。
まず、遮熱塗り壁や外断熱材で外の熱をシャットアウト。「内断熱材のセルローズファイバーは高い調湿作用があり、内部結露が起こりにくい。アトピーなどの原因となるカビやダニを軽減し、健康的な住まいを実現。さらに防音効果も高いのが特徴です」。
内壁の漆喰は「100%自然素材だから、空気孔が多くて調湿効果も高い。ジメジメした時期は湿気を吸い、乾燥している時は湿気を吐き出してくれます。さらに抗菌・脱臭の効果もあります」。

エアパス換気で省エネ
また「エアパス換気」で家中、快適に保つ。「エアパス換気とは、エアコンの冷暖房の風をエアコンがない空間へ送り、空調をアシストするシステム。これにより温度・湿度のムラがない快適な空間が実現できます」と話す。「最近は大型の空調機で家全体の温度をコントロールする『全館空調』が多いですが、導入コストが高く、メンテナンスにも費用がかかる。エアパス換気を活用すれば、普通のルームエアコンでも快適に暮らせ、省エネにもなる」と話す。
施主からは「電気代が安い」「嫌な湿気が全然ない」「湿度が低いので、少しくらい室温が高くても涼しく感じる」などの声が寄せられている。「ゼロ宣言の家は、高温多湿の沖縄にこそ適していると考えています。当社の事務所でも心地よさを体感していただけるので、お問い合わせください」と話した。
問い合わせは
リード・アーキテクト(株)
電話=098・894・8027
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第2057号・2025年6月6日紙面から掲載