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2025年6月6日更新
【企画特集】沖縄の木造住宅|イシンホーム那覇店((有)イスト)
年々、沖縄での着工件数が増加する木造住宅。一口に木造といっても、建築事業者は自然素材や最新の建材・テクノロジーなどを組み合わせて、快適さと機能にもこだわっている。多彩な木造住宅を手がける8社を紹介する。
【イシンホーム那覇店 (有)イスト】
88の対策で快適&長持ち
住宅の不安・不満 徹底的に洗い出し


県 内で20年以上、設計デザインを手掛ける1級建築士事務所の(有)イスト。2024年からは高性能な住宅と太陽光発電システムを組み合わせた「ゼロエネルギー住宅」を提案するイシンホームと提携。イシンホーム那覇店として「経済的かつ機能的で、デザイン性にも優れた木造住宅を提供する」と同社の大城満昭社長は力を込める。
「時代とともに流行のデザインや設計は変わっても、住む人に寄り添った設計・建築は、はやり廃りがない」という信念のもと、沖縄の住まいで施主が不安・不満を抱きがちな事項を洗い出し、88個もの対策を提案している=下表。

シロアリや湿気対策
例えば「シロアリ対策」は、基礎の下に忌避性のある防蟻・防湿シートを敷き、シロアリの侵入を防ぐ。配管穴やコンクリートの亀裂には防蟻フォームを吹き付けたり、基礎の上にも忌避性のある防蟻シートで「虫返し」をつくったりして対策。「これらの有償メンテナンスを10年ごとに行うことで、最長60年保証します」と説明する。ほかにも、柱や土台にシロアリが嫌うヒノキを使うなど、全部で10の対策を提案する。
「湿気対策」は、床下換気扇を設置して24時間強制排気をするほか、外壁には通気層を設けて自然換気を促したり、随所に換気・通気ガラリを設けるなどの八つの対策を提案する。
「暑さ対策」は発泡ウレタンの断熱材を、外壁は90ミリ~105ミリの厚さ、屋根は200ミリ~220ミリの厚さで隙間なく施工。さらに遮熱ガラスやアルミ樹脂サッシなどを使用するなど九つの対策で、外から侵入する熱を防ぐ。

将来のリスクに備え
もともとイシンホームが得意としている「災害対策」も、さらに手厚く対策する。
特殊な専用金属で建築して建物の耐震性を高めるほか、土台と基礎の間に揺れを半減する減震装置を設置。「『壊れない』ではなく『揺れない』家を提供する」と話す。
停電時にも役立つ太陽光発電パネルは世界最高クラスの発電効率をほこる「LONGi(ロンジ)」や「Siソーラー」の製品を「他社より安価に提供できる」と話す。「特にロンジは出力保証・製品保証ともに30年で、一般的なパネルに比べて10年ほど長い。初期費用こそ多少、割高だがランニングコストが抑えられ、災害への備えやエネルギー高騰など将来のリスクにも備えられる」と説明する。
「家は完成したら終わりではなく、住み始めてからが長い。丈夫で孫の代まで住み継ぐことができ、その間にかかる電気代やメンテ費用などが安く済む家こそ、真にコストパフォーマンスが良いと言える」と大城社長は話した。
問い合わせは
イシンホーム那覇店 (有)イスト
電話=0120・546・548
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第2057号・2025年6月6日紙面から掲載