【企画特集】沖縄の木造住宅｜(有)ラムハウジング

【(有)ラムハウジング】

心も体も健康 快適生活

自然素材や微生物の特性生かす

モデルハウスの玄関側から見たLDK。一本杉を使った親父柱が家屋を支える、頼もしい存在感。ダイニングテーブル頭上のステンドグラスのペンダントライトは空間のアクセントに


 住 む人の健康を守り続けたいとの思いから、こだわりの自然素材や造りにも独自の工夫を凝らす有限会社ラムハウジング。「空気がうまい家Ⓡ『ゆがふ家』」を前面に、安心・安全、健康で快適な住まいの在り方を提案する。

天井や床、建具、造作部含め、すべての木材で「音響熟成Ⓡ木材」を使用している。木材を乾燥させる際、バッハの楽曲を流し音楽の波動によって水分だけを取り除き、木の油分や樹液を生かす。調湿や防菌、防蟻など木の持つ本来の特長は損なわずに快適性を追求する。

壁は微生物を含む「幻の漆喰Ⓡ」仕上げ。光や熱に反応する「光熱触媒効果」によって、空気中のホコリやにおい、化学物質などを吸着分解する働きが期待されるという。ほかにも微生物が有害物質を分解する「竹炭入り清活畳Ⓡ」という、住む人に優しい畳を使用、和室がより心地よい空間になる。


リビングとなりの和室は「竹炭入り清活畳Ⓡ」を敷き詰めた。保湿、断熱、脱臭など竹炭特有の効果が期待される


木の持ち味 最大限に

昨年11月、読谷村にモデルハウスが完成した。

ここでもすべて「音響熟成Ⓡ木材」を使っている。一つ一つの木材が大きいのも特長で、一般的な柱は9センチ角だが、同社では一回り大きい11.8センチ角を使用。梁の大きさもより大きくし、台風や地震に耐えられるよう頑丈な造りになっている。木材が大きい分、床は分厚く安定感があり当たりも柔らかい。

木の特性を最大限に生かし、外部の熱の影響を受けにくく、室内の熱も逃さないと、自信をみせる。

1階LDKに足を踏み入れると、直径30センチの「親父柱（大黒柱）」が目に飛び込んでくる。片流れ屋根の造りで1階は吹き抜け、開放的なLDKを中心に寝室と水回り、2階は二つの部屋と、ロフトを設けた。床は厚みが38ミリの「うづくりの床」で床下に熱を伝えにくく結露も防ぐ。屋根と壁は遮熱シートと調湿シートを空気の層で挟んだ3層構造を採用。冬でも一定の暖かさを保つことが可能だ。

浴室内部や脱衣室の床・壁が同じ木材と漆喰仕上げになっており、乾きやすく手入れのしやすさを日々、実感しているようだ。


浴室の壁や天井も音響熟成Ⓡ木材を使用。乾きが速く掃除が楽だと高い評価


“人生づくり”に思い

沖縄の気候風土、特に夏場の厳しさは住む人にとって悩みの種。南の島特有の強烈な日差し、高温多湿、それに台風による塩害、シロアリなど、他府県にない自然環境の中で、木という素材に微生物活用のほか、独自の工夫を凝らして厳しい環境下でも、より心地よく感じられる住まい作りを提案したいと意気込む。

「ゆがふ家」を建てた施主からは「空気が澄み、森の中にいる気分」「眠りが深くなり、心身共に癒やされている」などの声が届いているという。社員一同、家造りはお客さまの人生づくりという思いを持っている。心も体もくつろげる「ゆがふ家」のよさを多くの人に伝えるため、きょうも汗を流す。


玄関。壁はすべて「幻の漆喰Ⓡ」で仕上げた。右側にはディスプレースペースがあり、植物などを飾る


問い合わせは
（有）ラムハウジング
電話＝098・936・8808

↓画像をクリックして、ホームページをご覧ください。



関連記事
【企画特集】沖縄の木造住宅
◯木住いTECグループ｜坪60万～ 3社連携で実現
◯ここちホーム｜家事・仕事 両立を応援
◯有限会社ラムハウジング｜心も体も健康 快適生活
◯琉球ストーク株式会社｜子育て世代の目線で提案
◯夢ハウス 沖縄店｜エアコン１台で年中快適
◯アイ工務店｜高い断遮熱×気密 保つ
◯有限会社イスト｜88の対策で快適＆長持ち
◯リード・アーキテクト株式会社｜空気もきれいな健康住宅

---

毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」
第2057号・2025年6月6日紙面から掲載