小さなミカンみたいな実 柄の先に咲く花 沖縄にいつの間にか侵入した、コミカンソウ二種|身近に見られる帰化植物㉞ |タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

スペシャルコンテンツ

地域情報(街・人・文化)

2026年1月9日更新

小さなミカンみたいな実 柄の先に咲く花 沖縄にいつの間にか侵入した、コミカンソウ二種|身近に見られる帰化植物㉞

文・写真/比嘉正一 沖縄文化スポーツイノベーション(株)顧問
海外から入ってきて、今では県内で普通に見られる帰化植物を解説。今回はキダチコミカンソウとナガエコミカンソウを紹介。どちらも日本では南側の地域で多く見られるようです。

地域情報(街・人・文化)

タグから記事を探す


コミカンソウ二種
「キダチコミカンソウ」「ナガエコミカンソウ」

キダチコミカンソウ/熱帯アメリカ原産

キダチコミカンソウの草姿


キダチコミカンソウの葉は青白い

青白い葉が特徴

キダチコミカンソウは熱帯アメリカ原産で、高さ10~30センチに成長する1年生草本です。葉はコミカンソウと同じく四角形で長さ5~12ミリほどです。茎の一つの節から1枚ずつ左右に交互にずれてつく「互生」で、全体的に青白いのが特徴です。

また、コミカンソウの仲間は、その名の通り小さなミカンのような実が付きます。

路傍、公園、畑の周辺に見られ、群生することがあります。沖縄への来歴は不明ですが、大東島と石垣島で見つかり、その後各地に帰化していったようです。日本では、九州以南に多いとされています。


ナガエコミカンソウ/マダガスカル沖のマスカレン諸島原産

ナガエコミカンソウの草姿


ナガエコミカンソウはその名の通り長い柄の先に花や実を付ける

柄の先に花

ナガエコミカンソウは、別名ブラジルコミカンソウとも呼ばれています。マダガスカル沖のマスカレン諸島原産です。

高さ15~60センチに成長する1年生草本で、葉は楕円(だえん)形で互生、葉の縁にはギザギサはないです。

花は小さく、柄の先に付けます。これがナガエコミカンソウの名前の由来です。成長すると茎は木質化することがあります。根がしっかり張るので、除去するのに苦労します。

1992年に福岡県で見つかり、その後各地に広がっていき、沖縄にも侵入したとみられます。


木質化したナガエコミカンソウ
 


2026年1月~2月の公園情報
※諸事情で日時が変更になる場合があります。問い合わせ先にご確認ください。

【県民の森(恩納村)
◆食べられる野草の自然観察会

・日 時/1月24日(土)午前9時30分~同11時
・料 金/1000円
・定 員/15人(小学生以上対象)
・講 師/比嘉正一氏(学芸員)

園内を散策しながら食べられる野草を探し観察する。また、身近で見ることのできる野草リスト(画像付き)を配布し、住んでいる地域でも探せるようにする。
・電 話=098-967-8092


【中城公園(北中城村)
◆食べられる野草の観察と野草料理の試食会

・日 時/2月7日(土)午後1時30分~同4時
・料 金/2000円
・定 員/15人(大人対象)
・講 師/比嘉正一氏(学芸員)、下地富士枝氏、岩田亜久里氏(野草料理人)

園内を散策しながら食べられる春の野草、毒植物を探し、特徴を解説する。観察会後は野草料理の試食会も開催する。五感で楽しめる観察会。
・電 話=098-935-2666


【浦添大公園(浦添市)
◆食べられる野草の観察と野草料理の試食会

・日 時/2月14日(土)午後1時30分~同4時
・料 金/2000円 
・定 員/15人(大人対象)
・講 師/比嘉正一氏(学芸員)、下地富士枝氏、岩田亜久里氏(野草料理人)

園内を散策しながら食べられる春の野草、毒植物を探し、特徴を解説する。観察会後は野草料理の試食会も開催する。五感で楽しめる観察会。
・電 話=098-873-0700
 


 
比嘉正一さん



【執筆者】
ひが・まさかず/1956年生まれ。月刊誌「緑と生活」、東南植物楽園勤務を経て沖縄文化スポーツイノベーション(株)顧問に。沖縄昆虫同好会会長、NPO法人沖縄有用植物研究会理事
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2088号・2026年01月09日紙面から掲載

地域情報(街・人・文化)

タグから記事を探す

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
週刊タイムス住宅新聞編集部

これまでに書いた記事:2863

沖縄の住宅、建築、住まいのことを発信します。

TOPへ戻る