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2019年5月17日更新

丈高い花植え 目線近くで楽しむ|イングリッシュガーデン in 沖縄

イングリッシュガーデン in 沖縄[vol.13]花いっぱいのガーデニングシーズンも終盤。北めぐみさんのお庭もお花がいっぱいです。この花時期を存分に楽しむ植え方を教えてもらいました。

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5月上旬の北さんの庭

▲花壇の外側は草丈の低い「ペンステモン」や「ベロニカ」を植え、小道に張り出させています。これは道と花壇を一体化させてナチュラルな雰囲気を演出するためです。生命力あふれる草花をかきわけながら庭を歩くのが好きです。花壇の中央部には「スカビオサ」や「カンパニュラ」などの草丈の高い植物を植えています。花が間近で楽しめる上、庭に立体感が生まれます


▲ことしの庭はピンクや赤い花でスタートし、徐々に紫やブルーの花も加わり、涼し気な雰囲気に移り変わっていきます。実は入り口(写真手前)から奥にかけてゆるく傾斜をつけています。奥を高くすることで、奥行きを演出しています

庭が最も美しい時期
ことしはお庭をリニューアルしたため例年より植え付けが遅れましたが、庭の花は次々に開花し始め、見ごろを迎えています。図鑑では「初夏~夏に咲く」と書かれている花も、沖縄では3月~5月中旬にはほとんど咲きます。一斉に花時期を迎えるため、今は沖縄のガーデンが一年で一番美しい時期です。

この季節の植栽は、多年草やカラーリーフをベースにし、アクセントに草丈の高い植物を選び、なるべく花が目線に近くなるように植栽しています。詳しい植え方は上記を参考にしてください。目の前でつぼみが次々と開き、リレーのように主役交代していく庭の様子は本当に美しく、一日中見ていたいくらいです。

ガーデナーにとっては楽しくも忙しい季節です。花をめでる傍ら、花がら摘み、株分け、種取り、病害虫対策など日々のお手入れも念入りしなくてはいけません。手をかけた分、応えてくれる植物にありがとうの気持ちを込めて、「お礼肥(花が咲き終わった後に栄養を補給してあげること)」も忘れずに!



日当たりが悪い場所のガーデンスタイル
前回に引き続き、日当たりが悪い、朝の数時間しか当たらないなど太陽の光が弱い場所でも楽しめるガーデンスタイルを紹介します。

▲お部屋の中から庭が眺められるKさんのお宅。建物に遮られて日当たりはあまり良くありませんが、デッキでのんびり出来るプライベートガーデンはためいきが出るほど美しいです。日陰を好む植物で美しく彩られています♪



▲こちらもKさん宅のお庭の一画。玄関付近は斑入り葉やつる性植物を主役にしたカラーリーフガーデンになっています。しっとりとした緑の癒やし空間。管理もしやすいので忙しい人にもおすすめです

ほかにもあります♪日当たりが悪い庭におすすめの植物
・つるニチニチソウ
・ヘデラ
・初雪カズラ
・黄金カズラ
・ユーフォルビア
・斑入りヤブコウジ
・コプロスマ
・羽衣ジャスミン(斑入り)
・アジュガレプタンス
・ヒューケラ
・八重咲ヤブラン
・ベアーグラス
・スミレ



★タイムス住宅新聞のホームページ
sumai.okinawatimes.co.jp)では、紙面に入りきらなかった情報を紹介中。年間のガーデニングスケジュールや、12月上旬の北さんのお庭様子などをアップしています。(こちら)

『北さんのお庭』

きた・めぐみ/浦添市で小さなガーデニングショップ「庭のおくりもの」を営む。ガーデン施工や庭づくりを通して、沖縄を花いっぱいにするのが目標!※5月3日、お店をリニューアルオープンしました!
沖縄県浦添市港川2-29-5
098-878-0355
ブログ:http://niwano22.ti-da.net/​
https://www.instagram.com/niwanookurimono/?hl=ja​



イングリッシュガーデン in 沖縄


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1741号・2019年5月17日紙面から掲載

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この記事のキュレーター

スタッフ
東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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