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2020年1月17日更新

庭のある暮らし|イングリッシュガーデン in 沖縄

イングリッシュガーデン in 沖縄[vol.21]仕事として、趣味として庭づくりを楽しんでいる北めぐみさん。毎日、植物から元気をもらい、庭のある暮らしを楽しんでいます。

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デザイン性のあるミニ花壇はお庭にもおすすめです。宜野湾市のH様宅のお庭はとても広い庭ですが、玄関前のアプローチに花壇を作らせていただきました。存在感があるわりに植栽スペースは少ないので初心者さんでも楽しみやすいと思います。草花専用のおしゃれ花壇です

植物から元気もらう
私は朝起きると窓を開け、庭の植物からたくさんの元気をもらっています。店名の「庭のおくりもの」は、たくさんの方々に庭や植物を通して自然のエネルギーや優しさを感じてほしいという思いから付けました。

私自身、日々の生活やストレスに悩んだころ、夢中になったのがガーデニングでした。子どものころから動植物が好きだったこともあり、無邪気だった自分に戻れる、大好きなことが仕事になりました。趣味でもあるガーデニングは何年たっても発見の毎日で、飽きることはありません。

花を咲かせる喜びのほかにも、大切に育ててあげたいという優しい気持ちや、愛情をかけた分だけ癒やしのおくりものをくれます。生活に張り合いがでますし、日々変化する楽しさがあります。

日常を豊かにする「庭」
ガーデニングの仕事をして20年以上がたちますが、ずっと感じていることがあります。

花が好きな方はとても多いのに、日本では住宅と庭を分けて考える人が多い気がします。住宅には予算をかけるけど庭は後回し、みたいな(笑)。

住宅展示場のイメージ画像を見ると、緑や庭に囲まれた中に建っていますよね。家を彩る緑はとても大事なのに、家を建てる時に庭まで意識を向けてくださる人は、まだ少ないように思います。

庭は家族や友人と過ごす場所なのはもちろん、日々の疲れを癒やすとっておきの場所であってほしいと思います。

小さいスペースやベランダでもガーデニングは楽しめます。家族やお子さまと楽しむ菜園や、花や虫の観察ができる庭、夫婦でのんびりできる森のような癒やしの庭、一人でじっくり向き合う趣のある庭、ちなみに私はこれです(笑)。友人とパーティーを楽しむ庭など形はさまざまですが、せっかく庭があるのでしたら、もっと暮らしに寄り添う楽しい場所にしてみませんか? 当たり前の日常を少しでも豊かに感じてほしいです♪


那覇市首里のTさん宅の庭。忙しい方なので、手入れがしやすいよう腰高の花壇にしました。しゃがまなくても手入れができます。オリーブの木が主役で、色とりどりの樹木や花を部屋の中からゆったりと眺められます


1月のお庭 苗・花イキイキ
1月のわが家の庭は、お花がいっぱいです。毎年感じますが、ことしは特に暖冬の影響か、暖かい気候を好むペンタスやニチニチソウが元気です。2月~5月にはヨーロッパ原産の一年草や多年草も開花してきますので、沖縄で一年を通して開花するお花の色選びは慎重に行っています。

また、11月に種まきした苗の赤ちゃんたちがポットの中で植え替えを待っています。何度かお話ししていますが、種から育てた苗は花付きもよくのびのびと大地に根を張ります。


私の部屋から見えるお庭。「ブルーエルフィン」や「ルリマツリ」「ニチニチソウ」や「レウコフィルム」「エレモフィラ・ニベア」もお気に入り


一年草の「ストック」や、「キンギョソウ」、「カンパニュラ」などの苗の赤ちゃんが植え替えを待っています。また「ブルーレースフラワー」や「ルピナス」、「フリル紫ケール」も葉を出しました。花を咲かせるのが待ち遠しいです♪
 

 




きた・めぐみ/浦添市でガーデニングショップ「庭のおくりもの」を営む。庭づくりを通し、沖縄を花いっぱいにするのが目標!店舗営業日は木・金・土曜日 098-878-0355 ブログniwano22.ti-da.net



イングリッシュガーデン in 沖縄


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1776号・2020年1月17日紙面から掲載

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スタッフ
東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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