沖縄建築賞
2024年9月27日更新
【第10回沖縄建築賞】住宅建築部門正賞は仲本昌司氏(ADeR)の「亜熱帯のいえ」、一般建築部門正賞は石川保氏(かみもり設計)の「コンクリートを結う琉球調理製菓専門学校」|地域や気候に寄り添う建築
県内の優れた建築物や建築士を顕彰する第10回沖縄建築賞(主催・同実行委員会)は9月13日、全20作品(住宅11作品、一般7作品、リフォーム・リノベーション・コンバージョン2作品)の中から入賞作品9点を決定した。
第10回受賞者一覧
◆住宅建築部門正賞
「亜熱帯のいえ」仲本昌司氏((株)ADeR)
◆一般建築部門正賞
「コンクリートを結う琉球調理製菓専門学校」石川保氏((株)かみもり設計)
◆タイムス住宅新聞社賞
「自然との境界」畠山武史氏((株)クレールアーキラボ)
◆住宅建築部門奨励賞
「継承する家」畠山武史氏((株)クレールアーキラボ)
「ミニマル×マキシマル」松田まり子氏(松田まり子建築設計事務所)
◆一般建築部門奨励賞
「勝連のリゾートオフィス」濱元宏氏、豊崎孟史氏((株)GAB)
「緑庭のメディカルケア」平良和礼氏((株)渡久山設計)
◆リフォーム・リノベーション・コンバージョン部門奨励賞
「わんさか大浦パーク」仲本昌司氏((株)ADeR)
「瀬底の家」藤野敬史氏(1級建築士事務所あまはじ)、藤野菜々恵氏(あまはじランドスケーププランニング)
◆入選
「松川の家」根路銘安史氏、水上浩一氏(アトリエ ネロ)
「『離れ』を内包する家」大嶺亮氏(ファイブディメンジョン1級建築士事務所)
「比謝川のほとりに建つホテル」落合隆文氏、屋良直子氏((株)建築設計同人 匠才庵)
審査委員
委 員 長:古谷誠章氏(建築家・早稲田大学教授)
副 委 員 長:小倉暢之氏(琉球大学名誉教授)
委 員:伊佐強氏(県建築士会会長)
伊良波朝義氏(日本建築家協会沖縄支部支部長)
池間守氏(県建築士事務所協会会長)
能勢裕子氏(彫刻家)
仲本兼一郎氏(前回一般建築部門正賞受賞者)
小林進一氏(前回住宅建築部門正賞受賞者)
現地審査の様子
審査委員らはプレゼン資料をもとに現地で実際の建築物の造りや性能を確認した
第10回沖縄建築賞の現地審査は11~13日に行われ、審査員8人は2次審査を通過した12作品それぞれの建物を肌で確かめた。宮古島の1作品は古谷誠章審査委員長と小倉暢之副審査委員長が訪れ、ほか11作品は審査員全員で審査。13日の夕方から最終審査を行い、入賞9点・入選3点を決定した。 審査員らは「現地審査を行い、使われている材料や建物の細部、建築を取り巻く環境など応募資料だけでは不明な点がはっきりして、2次審査のプレゼンテーションと印象が大きく変わった作品もあった」と述べた。
表彰式は10月19日
表彰式は10月19日(土)午後4時から、那覇市の天久テラスで行われる予定。関係者以外に一般の方も参加できる。申し込みなどの詳細は10月11日発行号の本紙に掲載予定。
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【第10回沖縄建築賞】
◆住宅建築部門 正賞「亜熱帯のいえ」(豊見城市)
◆一般建築部門 正賞「コンクリートを結う 琉球調理製菓専門学校」(浦添市)
◆タイムス住宅新聞社賞「自然との境界」(名護市)
◆奨励賞 住宅建築部門「継承する家」(宮古島市)
◆奨励賞 住宅建築部門「ミニマル×マキシマル」(沖縄市)
◆奨励賞 一般建築部門「勝連のリゾートオフィス」(うるま市)
◆奨励賞 一般建築部門「緑庭のメディカルケア」(沖縄市)
◆奨励賞 リフォーム・リノベーション・コンバージョン部門「わんさか大浦パーク」(名護市)
◆奨励賞 リフォーム・リノベーション・コンバージョン部門「瀬底の家」(本部町)
◇古谷誠章審査委員長から総評
◆入選作品紹介
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2021号・2024年09月27日紙面から掲載