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2025年7月4日更新

頻発する地震 備えを見直そう|アウトドア×減災㉗

那覇市曙にあるアウトドアショップ「燈人(ともしびと)」のスタッフ・與那嶺康貴さんが「アウトドア×減災(災害による被害を少しでも食い止めるような行動や取り組み)」をテーマに執筆。今回は「非常時の口腔ケア」について。水やハブラシがないときのケアの仕方を紹介します。

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頻発する地震
備えを見直そう

 
 冷却グッズや虫除けなど 備えも夏仕様に 
防災バッグに冷却スプレーや保冷枕、虫除けスプレーなどを加えて「夏仕様」に。地震が頻発している今だからこそ、備えを見直そう


家具家電は固定を

これまでも何度か取り上げてきた、地震の備えについて再度書こうと思います。

その理由は最近、沖縄近海での地震が多くなってきているからです。気象庁によると、6月21日から鹿児島県のトカラ列島近海を震源とする震度1以上の地震が600回以上観測されているそうです。29日には悪石島で震度4を3回も観測し、同規模の地震が続いている状況です。

いま一度、皆さまの住まいの対策や、防災バッグをチェックしてみましょう。

まず住まいでは、家具類やテレビなどの大型家電、パソコンなどはしっかりと金具や突っ張り棒で固定し、食器類の下には滑り止めマットを使用して転倒、落下の危険性を取り除いておきましょう。

また、倒れてきた家具などで部屋のドアをふさいでしまわないかなど、避難動線もチェックしましょう。

ほかにも、停電に備えて懐中電灯や電池などの準備や、寝室にはスリッパやスニーカーを置いておき避難時にガラスなどの飛散物でケガをしないように準備しておきましょう。

防災バッグや備蓄品のチェックに加え、地震に特化した車載ジャッキやスコップ、ノコギリ、バールなどもすぐに持ち出せるように置き場所を決めておくと良いかもしれません。

暑さ・虫対策グッズも

7月に入り、これからどんどん暑くなっていきます。防災バッグも「夏仕様」にしておくと良いでしょう。例えば、冷却シートや冷却スプレー、クーラーボックスに保冷剤などがあると重宝すると思います。虫よけスプレーなどもあると良いかもしれません。

以前もお伝えしましたが、「いつ来るか分からない」という言葉は、不安をあおりたいのではなく、備えることで少しでも安心感を持ってもらいたいと思っています。

再度、これまでのコラムで書いてきた「地震についての備え(防災頭巾)」「防災ボトルの用意」「防災マップの確認」などを改めて読んでみてもらえるとうれしいです。そして、各団体や市町村から発刊されている「防災ガイドマップ」も確認してみてください。


新生活の始まりに 防災マップ確認を」(2025年4月4日号掲載)では、居住地はもちろん、職場・学校のある市町村の防災マップは一度目を通し、近隣の避難場所をチェックすることを勧めた



手軽で利便性高い 防災頭巾」(2024年6月14日号掲載)では、座布団から防災頭巾を作ってみた。頭だけでなく首や肩までしっかり覆えて、避難時に役立つと思われる



かばんや車に防災ボトル」(2024年1月19日号掲載)では、コンパクトで持ち運びに便利な防災ボトルを紹介した


執筆者プロフィル
文・写真/與那嶺康貴
よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。
那覇市曙1-8-10
電話=098・866・5365
https://sites.google.com/view/tomoshibito/
毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第2061号・2025年7月4日紙面から掲載

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