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2018年8月17日更新

蒸し暑さに強い植物|イングリッシュガーデン in 沖縄

[vol.5]人が夏バテするのと同じく、蒸し暑い日が続くと、植物も元気がなくなってしまいます。ただでさえ、庭仕事が大変なこの時期。北めぐみさんは「暑さに強い植物を選んで、無理をせずお庭と向き合いましょう」とアドバイスします。

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夏のガーデニングストレスを回避!
暑さに強い植物を選び、無理をしない


 

品種改良で暑さに強く

今年は幾度となく来る台風や連日の蒸し暑い日々で、植物にとってはストレスの多い夏となりました。どの季節よりもガーデニングが難しく、かわいがっていた植物が枯れてしまったり、蚊に刺されながら草むしりをしたりと、ガーデナーにとってもつらい時期です。
好きで始めたはずのガーデニングがただの義務やストレスになってしまうのは本当に残念ですから、こんな季節は無理をせず、ゆる~く植物と向き合ってほしいと思います。
6月の記事でも少し紹介しましたが、私のお庭でも、あまり無理をしなくても元気良く育ってくれる植物を選ぶようにしています。最近は本土の方が沖縄以上に暑さが厳しくなっているせいか、品種改良により暑さに強い植物が増えてきています。沖縄の長い夏でも耐えられる耐暑性があり、花色や葉色までも美しい品種が増えているのもうれしいですね~。
今月は、今が旬の夏の花を、日当たりの良い庭向き、半日陰の庭向きに分けて紹介します。



北さんオススメ! 蒸し暑さに強い植物
蒸し暑さに強い植物を「日当たりの良い庭向き」「半日陰の庭向き」に分けて紹介。ナチュラルガーデン向きの品種をチョイスしました!<植物一覧


 

夏場の害虫対策

7月から急激に増える害虫。最も困るのが、カメムシや葉ダニ、白い粉のようなカイガラムシです。できれば無農薬で植物を守りたいところですが、私は少しだけ農薬の力を借りています。
害虫が繁殖し過ぎるとたくさんの薬を散布しなくてはいけなくなりますので、害虫の活動時期を把握し、必要最小限の薬で駆除するようにしています。植物への愛情、予防接種という感じです。
私がよく使っているのは、市販されている一般的な農薬「アクタラ顆粒水溶剤」です。最近はどのホームセンターにも置いてあります。広範囲の害虫、特にカイガラムシ、バラゾウムシなどへの効き目はバツグンです。ただし、カタツムリや葉ダニには専用の農薬がおすすめです。
もちろん、自分で駆除できる範囲のお庭であれば無農薬が一番良いと思います。 植物のSOSに気付くためには毎日の観察が何よりも大事です。
ガーデニングをしていると四季を通していろいろな虫たちがやってきます。お花は好きだけど、虫は嫌い!という人は多いですよね。私も大切にしている植物に虫がつくと、「あ~っ!(怒)」と思いますが、全部駆除しようとは思っていません。
虫が植物を枯らすまでは我慢しませんが、庭に虫がいることは自然のことだし、見逃していたアオムシがチョウになり、夏の庭を飛び回っている光景にはうっとりします。見たことがないすてきなチョウが来るとうれしくなります。花の蜜を忙しそうに集めているミツバチを見るのも好きです。バランスよく自然の生き物を残して住む場所を与えることも、ガーデニングしながらできる「地球貢献」なのかなと思っています。



北めぐみ/愛知県で生花店や園芸店に勤務したのち、沖縄に移住。浦添市で小さなガーデニングショップ「庭のおくりもの」を営む。ポーランド食器も販売中。
きた・めぐみ/愛知県で生花店や園芸店に勤務したのち、沖縄に移住。浦添市で小さなガーデニングショップ「庭のおくりもの」を営む。ポーランド食器も販売中。
沖縄県浦添市港川2-29-5(地図
098-878-0355
ブログ:http://niwano22.ti-da.net/​

「庭のおくりもの」
営業時間:午前10時~午後6時、日・月定休。珍しい植物の苗や寄せ植え、ガーデニング雑貨、ポーランド食器を販売しています。庭の見学もどうぞ。インスタやっています!
https://www.instagram.com/niwanookurimono/?hl=ja​



イングリッシュガーデン in 沖縄


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1702号・2018年8月17日紙面から掲載

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スタッフ
東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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