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2024年6月7日更新

【企画特集】沖縄の木造住宅9社|株式会社 新洋

県内では年々木造住宅のニーズが広がっている。その理由は建築コストだけでなく、健康へのこだわり、省エネへの関心、居心地の良さなどさまざまだ。また、昨今では住まいへの防災意識も高まり、耐震性の向上も木造住宅を考える上で重要な要素となっている。今週はそんな機能も快適も追求した魅力あふれる木の家を提案してくれる9社を紹介!



【株式会社 新洋】

見えない構造まで大切に

30年後に後悔しない安心安全な家づくり


木のぬくもりと安らぎを感じるリビング・ダイニング。構造計算をした上で、自由な間取りが可能。造作家具も豊富で、さまざまな建材・素材を手配できるのも強み


 創 業以来70年以上、沖縄県はじめ台湾、ベトナムで建築資材を販売する総合建築会社の新洋。建設事業部・住宅部部長の上原邦広さんは、「表に見えない部分こそ一番こだわっています」と、同社の特徴を伝えた。

家を建てる際、ライフスタイルに合わせた間取りやキッチンなどの最新設備は気になるところだが、長期にわたって安心して住むためには、耐震性や耐久性などの構造も大切だ。例えば、木材がシロアリなどの食害を受けても、壁を破って確認しない限り中の状況は分からないし、多額の修繕費用がかかってしまう。

そこで同社では、木造住宅に潜むさまざまなリスクを回避する「ハウスガードシステム」を採用。「耐用年数30年以上の『緑の柱』は、木材を守る薬剤を加圧注入技術を使い木材の中までじっくり浸透させることで、半永久的に強度、防蟻・防腐効果を保つ優れた建材です」と上原さん。床下にも防蟻施工を施し、木材を固定する金物やくぎには、さびにくい「デュラルコートHG」を使用。「見えないところに徹底した防腐・防蟻対策を行い、構造材そのもののメンテナンスを長期間不要にすることができます」。



腐りにくくシロアリを寄せ付けない高性能の建材「緑の柱」と、ゴムで揺れを吸収する木造住宅用制震ユニット「MIRAIE」で、半永久的に耐震性を保つ


沖縄も必要な地震対策

沖縄は地震が少ない印象があるが、政府の地震調査委員会は、沖縄でマグニチュード7程度の地震が30年以内に発生する確率を90%と公表しており、今後は沖縄でも地震対策が欠かせなくなっている。

同社では、木造住宅用制震ユニット「MIRAIE」で、地震の揺れ幅をゴムで吸収・低減し、繰り返す揺れに備える。家の損傷や傾きなどを軽減することで、修繕が発生するリスクを抑える。制震効果は90年持つといい、メンテンナンスフリーで高い性能を持続できるとも(高減衰ゴムダンパー部分の促進劣化試験の結果より。住友ゴム工業(株)調べ)。

 
自然素材を生かし、最新設備を備えたキッチン。吊戸棚などの造作家具も設置でき、使い勝手の良い自由な設計が可能


瓦を載せた屋根は見た目もスッキリ。耐久性が高くふき替えの必要もないためメンテナンスコストを抑えられる

「木造はその他の構造に比べ施工期間が短いためコストを抑えられます。また、断熱材などを使ってきちんと施工すればエアコンの効きもよく、快適な暮らしを実現できます」と、木造住宅の魅力を語る上原さん。最近では、木造住宅を選択肢に入れて相談する施主も増えており、需要が高まっている。
 


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【企画特集】沖縄の木造住宅9社
◯有限会社ラムハウジング|心身ともにリラックス
◯有限会社イスト|災害に強く、家計に優しい
◯夢ハウス 沖縄店|“天然無垢材”×独自技術
◯琉球ストーク株式会社|子育て世代の夢をカタチに
◯T home 株式会社|湿気の悩み家づくりで解決
◯木住いTECグループ|丈夫な木造 手にしやすい価格で
◯株式会社 秀建工業|開放的な「オールひのきの家」
◯リード・アーキテクト 株式会社|見えない場所まで健康に配慮


毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」
第2005号・2024年06月07日紙面から掲載

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週刊タイムス住宅新聞編集部

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