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2025年9月19日更新

[不動産の日2025]企業インタビュー|⑤有限会社 ラムハウジング

土地や建物などが高騰し、住宅取得費も上がる昨今。暮らしの基盤であり、大切な資産でもある不動産を賢く取得し、生かす視点が求められている。ここでは、自社の強みを生かして不動産に関するサービスを展開する県内企業5社のキーマンにインタビュー。力を入れている取り組みや、今後の展望などを聞いた。

健康と付加価値を追求

有限会社 ラムハウジング
代表取締役 川上 優さん



-他社との違いや、御社が得意としている分野は

創業32年となる当社は、「空気がうまい家Ⓡ『ゆがふ家』」を手がけ、住む方の健康と木造住宅の付加価値を高める家づくりを行っています。

具体的には、構造材から床、建具に至るまで南九州産の杉材を原木とした「音響熟成Ⓡ木材」を使用。乾燥時に音楽の波動によって水分だけを取り除き、木の油分や樹液、細胞を残すことで木本来の調湿・防菌・防蟻作用を最大限に追求し、快適な空間を実現しています。壁には微生物を含む「幻の漆喰(しっくい)Ⓡ」を採用し、空気中のホコリや化学物質を分解。年中温暖な沖縄の気候に適した、澄んだ室内環境を提供できるのが特徴です。



音響熟成Ⓡ木材を使い、壁は幻の漆喰Ⓡで仕上げたオープンハウス

また、台風や地震にも耐えられるよう、一般的に9センチ角が多い柱を一回り大きな11.8センチ角に、梁(はり)も24~36センチにするなど、頑丈な構造を採用。木目の凹凸を活かした「うづくりの床」も厚さ3.8センチとし、耐久性と快適性を両立しています。

-問い合わせの多い相談や案件は

ここ数年は、アレルギーやシックハウス症候群への関心が高まり、「空気環境に配慮した家に住みたい」というご相談が増えています。

ほかにも「実家のリフォーム」や「梅雨時期でもベタつかない床材」「掃除がしやすい漆喰の壁」「耐震・耐風性に優れた頑丈な構造」といった、沖縄の風土に即したご要望も多く寄せられています。

実際に建てられた施主さまからは「夏は涼しく冬は暖かい」「眠りが深くなった」といった声をいただいています。

-今後の目標や展望

私たちは今後も「家づくりはお客さまの人生づくり」という信念のもと、安心で快適、そして経年とともに美しくなる住まいを提供し続けます。自然素材や職人の技を活かしながら、住む人の健康を守り、長く愛される家づくりを追求していきたいと考えています。



北谷町宮城1-465
電話098-936-8808
https://lamb-housing.com



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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2072号・2025年09月19日紙面から掲載

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