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2023年9月29日更新

【第9回沖縄建築賞】住宅建築部門正賞に小林進一氏、一般建築部門正賞に仲本兼一郎氏ら|新たな暮らし生む提案

沖縄県内の優秀な建築物・建築士を表彰する「沖縄建築賞」。全24作品(住宅部門15件、一般部門9件)の中から、第9回の入賞作品が決定した。



 第9回受賞者一覧 

住宅部門正賞 「ヨナシロのいえ」小林進一氏、菊池彩加氏(一級建築士 事務所コバヤシ401.Design.room(株))

一般建築部門正賞 「謝敷集落の宿」仲本兼一郎氏、岡山泰士氏、森田修平氏((株)一級建築士事務所STUDIO MONAKA)

タイムス住宅新聞社賞 「衣食住創~育む家~」松田まり子氏(松田まり子建築 設計事務所)

奨励賞「具志の二世帯住宅」仲本昌司氏((株)ADeR)
    「金城次郎館」濱元宏氏、豊崎孟史氏(濱元宏建築設計事務所+GAB)
    「中城ひらやすこども園」平良和礼氏((株)渡久山設計)

入選「『半内テラス』のある家」久志直輝氏、國定義弘氏(studio jag1級建築士事務所)
   「西原の家」金城豊氏、平野悠氏((有)門一級建築士事務所)
   「道の駅おおぎみ やんばるの森ビジターセンター」比嘉伝英氏(美音 SpaceDesign(株))
   「当山公民館」仲本昌司氏((株)ADeR)



 審査委員 

委員長:古谷誠章氏(建築家・早稲田大学教授=前列中央)
副委員長:小倉暢之氏(琉球大学名誉教授=同右から2人目)
委員:(後列左から時計回りに)金城傑氏(県建築士会会長)
               伊良波朝義氏(日本建築家協会沖縄支部支部長)
               武岡光明氏(県建築士事務所協会会長)
               能勢裕子氏(彫刻家)
               根路銘剛次氏(前回一般建築部門正賞受賞者)
               大城禎人氏(前回住宅建築部門正賞受賞者)



 現地審査の様子 
現地審査では二次審査のプレゼン資料をもとに設計者に質問しつつ、審査員が建築物の細部まで目を光らせていた
現地審査では二次審査のプレゼン資料をもとに設計者に質問しつつ、審査員が建築物の細部まで目を光らせていた

第9回沖縄建築賞は、24点(住宅建築部門15点、一般建築部門9点)の応募があった。「応募者全員と意見交換したい」という古谷誠章審査員長の意向もあり、一次審査である書類審査を省略し、二次審査からスタート。プレゼンテーション方式の二次審査は8月16日に行われ、各部門5点ずつに絞られた。三次審査は現地審査で9月2日、3日に実施。3日夕方から最終審査を行い、入賞6点・入選4点を決定した。

小倉暢之副委員長は「沖縄建築を考えるにあたり、建築の完成度はもちろん、沖縄に引き継がれる空間を昇華させた使い方などが拝見できた。建築士がどのような意図を持って計画したのかも聞け、実りある賞だった」と審査を振り返った。


表彰式は10月21日

表彰式は10月21日(土)午後4時から、那覇市の天久テラスで行われる予定。関係者以外に一般の方も参加可能。申し込みなどの詳細は10月6日発行号に掲載予定。


最終審査のアーカイブ動画はタイムス住宅新聞ウェブマガジン、または下のURLから視聴できる
https://www.youtube.com/watch?v=3wUobTw6qqg



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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1969号・2023年9月29日紙面から掲載

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