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2024年11月15日更新

【人物紹介】沖縄に快適な木造住宅を|夢ハウス 沖縄店・支店長の木原太一さん[ひと]

夢ハウスは、世界各地の高品質な無垢(むく)材を生かした木造の注文住宅を提供。夢ハウス沖縄店・支店長の木原太一氏(50)は、「沖縄の皆さんに木造住宅の良さを知っていただき、快適な住まいを提供していきます」と語る。

住み心地の良さ伝えたい



夢ハウス 沖縄店
支店長 木原 太一さん


〈プロフィル〉きはら・たいち/1974年新潟県生まれ。住宅関連の建設業界に入社し、営業を担当。2006年に株式会社夢ハウス(現・株式会社綿半工務)へ入社。22年、沖縄店の支店長に就任。一級建築施工管理技士、二級建築士、宅地建物取引士。好きなスポーツは、小学校から高校まで続けていた野球。趣味はゴルフで、沖縄の絶景を眺めながらコースを回ることが最大の楽しみ。

◆夢ハウス 沖縄店/(株)綿半工務
 電話=098・988・5530
 https://okinawa.yume-h.com/


-入社のきっかけは?

社会に出てからずっと住宅関連の営業畑の仕事を続けてきて、「自分が家族と住む家」を考え始めた時、出合ったのが夢ハウスでした。包み込まれるような木のぬくもりや細部にこだわる匠の技に感動したことを覚えています。また「建てて終わりではなく、建ててからが本当のお付き合いの始まり」との方針にも共感しました。その後は、家を売るだけでなくお客さまに総合的に提案できる人間になりたいと、現場監督や設計士の資格を取得し、新潟県の各支店でスキルアップしてきました。

家づくりは1人ではできない仕事だからこそ、お客さまとの出会いから設計・工事・引き渡し・メンテナンスまで、「一気通貫」できる人間になりたいと、自分なりに努力を重ねてきました。現在は沖縄エリアの支店長なので、今後はそういう「一気通貫」できる人材を育成していきたいと思っています。

-沖縄の住宅の印象は?

沖縄は長い間、鉄筋コンクリート住宅が主流で、木造住宅に住んだことがない方がほとんどということに驚きました。沖縄に赴任して初めてコンクリート住宅に住みましたが、湿気がすごくて「沖縄の方はこのような住環境にいらっしゃるのか。木造住宅の快適さをしっかり伝えて、より良い住環境を届けたい」と強く思いました。


間仕切りが少なく吹き抜けの開放的なLDK。光と風を存分に感じられる「自然共生型住宅」(同社提供)

木造住宅は、価格面の安さや工期の短さをメリットに感じる方が多いですが、何より住み心地の良さが最大の魅力です。さらに当社では、世界中を巡って買い集めた品質の高い無垢材を使っています。木の特徴を生かし、土台にはシロアリに食べられにくいヒバ、柱には縦方向からの力に強いヒノキ、梁には粘りが強く横からの力に強いベイマツなど、使う場所を選んでいます。本当の木造住宅を沖縄の皆さんに伝えていきたいです。

-台風の心配は?

オリジナルの「軸組パネル工法」を開発し、台風や地震にも強い堅(けん)牢(ろう)な造りを実現しています。沖縄本島に台風が直撃した際も、オープンハウスの窓や屋根からの雨漏りもなく、暴風雨の中でも快適に過ごすことができました。お客さまにお伝えしてきたことは間違いなかったと、自信が確信に変わりました。

-今後の展望は?

今は、ブームのように増え続けている木造住宅ですが、沖縄に根付くために、沖縄の皆さまに木造住宅の「住み心地」を評価していただき、多くの方に当社の無垢材を見て、体感していただきたいです。新築完成見学会のほかに、家づくり勉強会を定期的に開催し、私自身が講師を務めています。

木造住宅はなぜ真夏でも涼しく過ごせるのか、台風やシロアリ対策など、実際に体験していただけるとうれしいです。
 

無垢材の快適さを体感
北谷町にオープンハウス
 
北谷町にある2階建てのオープンハウスは、世界中から選び抜いた高品質の無垢(むく)材をふんだんに使った一戸建て住宅。木それぞれの特徴に合わせて適材適所に木材を使い、内装仕上げには調湿効果がある珪藻土(けいそうど)クロスを使用している。湿度の高い沖縄でも室内はさらっとして、床もべたつかないため掃除が楽々。吹き抜けになったLDKは天井が高く、小屋裏までが一体となって想像以上に広々としている。エアコン1台でも涼しく過ごしやすい住空間を体感できる。

事前予約で見学可能。10時~17時、火・水曜は休み。


↓画像をクリックすると、夢ハウス沖縄店のホームページに移動します

取材/松島成子(ライター)
毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」
第2028号・2024年11月15日紙面から掲載

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