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2025年2月28日更新

[お住まい拝見+]暮らしに合った造作|㈱琉球住樂

1月、2月に掲載した「お住まい拝見」の記事内で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介する。

暮らしに合った造作

ダイニングを吹き抜けにし、開放感を高めたLDK。大黒柱上部の棟木には、沖縄の古い習わしである除災招福の護符「紫微鑾駕(しびらんか)」の木板が掲げられている

2月7日号「持たない暮らし満喫」Tさん宅
㈱琉球住樂


持ち物を厳選し、海、木、土を楽しむ木造住宅を建てたTさん宅。ダイニングを吹き抜けにし、2階までオープンにつながる室内は、高さ約5メートルの大黒柱とがっしりした梁(はり)が存在感たっぷり。ミニマルな暮らしに合わせて充実させた造作収納が、快適さを高める。キッチンの背面収納は家電とごみ箱がきっちり収まり、夫人のワークスペースもある。家族の衣服を納める約1.5畳の納戸に造作した引き出し式の収納で、布団の出し入れも楽にできる。
 
背面収納は引き出し式。木の表皮に近い端の部分を残した耳付天板で、ナチュラル感アップ
 
納戸に設けた、引き出し式の布団収納。下部にはおもちゃを納める収納ケースを置く計算で、幅、高さピッタリにしつらえた
 
庭は家族で手作り。掘り出した石を階段状に積み、植物を植え、日々進化している。
 
進化を続ける手作りの庭。石を積んで土留めにし、芝を張り、植栽を増やしている

撮影/比嘉秀明 取材/比嘉千賀子(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2043号・2025年02月28日紙面「今月の表紙から・2025年1・2月」より掲載
 

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