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2025年10月24日更新

[お住まい拝見+]築15年、沖縄の建築家の自宅兼事務所 リノベーションで愛着のあるモノや家具を生かす|(株)門・Next Life

このコーナーでは、巻頭企画「こだわリノベ」や「お住まい拝見」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。

愛着あるモノ・家具を生かす

祈りの場をイメージしてしつらえた玄関正面の坪庭。くし引きの壁を幻想的に彩るのは、ブルーのグラデーションが美しい陶板
 
10月3日号「痕跡と記憶を刻む家」金城豊さん宅
㈱門・Next Life


築15年の自宅兼事務所を、建物と地域の歴史、暮らしの記憶が見える形で残るようリノベした金城さん宅。玄関正面の坪庭は、祈りの場をイメージしてしつらえた。陶芸作家である姉が手掛けた鮮やかなブルーの陶板が、厳かな雰囲気を醸し出す。
 
キッチン。シンク壁面のアクセントになっているのが、写真右手のルーバー状の木製テーブル。必要に応じて引き出し、下写真のようにリビングテーブルとして活用する
 

経年変化が見られるカウンターテーブル一体型の既設キッチンは、シンクの側面にピッタリはまる、ルーバー状の木製テーブルを造作。時にインテリアのアクセントに、時にテーブルとして活用する。新築時に木工作家の友人と一緒に手作りし、家族で愛用していた琉球松のテーブルは、天板をベッドのヘッドボードとして生かす。
 
ベッドのヘッドボードは、リビングで活用していた琉球松の天板を再利用。ボード裏の床にはサンゴ混じりの石を置いて、夏の日の思い出をさりげなく演出
 

撮影/比嘉秀明 取材/比嘉千賀子(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2077・2025年10月24日紙面「今月の表紙から・2025年10月」より掲載
 

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