お住まい拝見+
2024年2月23日更新
[お住まい拝見+]設備・建材にもこだわり|㈱翁長設計
本紙の巻頭コーナー「お住まい拝見」や「こだわリノベ」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介する。(紙面連載「今月の表紙から・2024年2月」より転載)
設備・建材にもこだわり
計20キロの太陽光パネルを屋根に設置。蓄電池も完備している
2月16日発行号 Fさん宅 「宙に浮いたような家」
(株)翁長設計
土地購入を抑えるため、傾斜地を選んだFさん。鉄骨柱3本で支えたスタイリッシュな外観に加え、設備や建材などにもこだわりを反映している。その一つが屋根に設置した太陽光パネル。自宅で使う電力は全て賄いながら、屋根に当たる直射日光を遮り、室内に熱の侵入を防ぐ。快適さにもつながっている。
また、白を基調とした室内は内装を部分的に変え、空間のアクセントに。テレビを設置する壁は砂岩の流れ模様の壁材、居室の開き戸は高さ2.7メートルの天井まで伸びるものを取り入れた。
LDKは約40帖と開放的。キッチンの天井だけ20センチ下げ、間接照明を設置している。もれる光が一段と際立つ
開き戸が砂岩の流れ模様の壁と同じ高さになることで、すっきりとした印象を与える(写真は合同会社OSPが提供)
撮影/矢嶋健吾 文/市森知
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1990号・2024年2月23日紙面「今月の表紙から・2024年2月」より掲載