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2022年11月25日更新

[お住まい拝見+]風に備え 給電も複線化|㈱アレックス

このコーナーでは、巻頭企画「お住まい拝見」で、掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から 2022年11月」より掲載)

風に備え 給電も複線化

高台で風が通るSさん宅。窓には全て雨戸を付けて飛来物に備えている
高台で風が通るSさん宅。窓には全て雨戸を付けて飛来物に備えている
 

11月25日号「庭との一体感楽しむ」
Sさん宅/㈱アレックス

庭との一体感、見える収納に工夫を凝らしたSさん宅には、もう一つのコンセプトがある。海に近い実家が高潮の被害を受けたことがあり、防災を意識して高台に土地を求めた。

風を遮るものが周囲にないので、飛来物対策で大開口の窓全てに雨戸を取り付けた。「雨戸を閉め窓を開けて寝るとクーラーは要らない」と自然の恩恵を暮らしに取り入れる。

電線は駐車場の端に立てたポールを経由して地下に埋設。建物にじかにつながっていないため、景観がすっきりするとともに安全性も増した。停電からの復旧に時間がかかった経験から、ガス発電機から給電する設備も用意してある。
 

電線を地下埋設にしたことで、安全を確保するとともに見た目もすっきり

電線を地下埋設にしたことで、安全を確保するとともに見た目もすっきり

ガス発電機から給電する準備を整えている
ガス発電機から給電する準備を整えている


取材/安里努(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1925号・2022年11月25日紙面
「今月の表紙から 2022年11月」より掲載

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