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2025年10月31日更新

きょうりゅうやパイナップルがモチーフ 最優秀賞・優秀賞以外の個性豊かな入賞作品8点【第10回こども絵画コンクール】

「あったらいいな、こんな家」をテーマに、県内の小学生から絵画作品を募集した「第10回こども絵画コンクール」。応募数293点の中から入賞13点入選168点が決定した。

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山城 彩羽さん(いろは)さん 石嶺小3年(那覇市)
『旅するきょうりゅうハウス』
大好きなきょうりゅうの家に住みたいなと思って描きました。このきょうりゅうハウスで、いろんな国を旅しながら家族で楽しく暮らしてみたいです。今年も賞をとる事ができてとてもうれしいです。来年は最優秀賞をとれるように、また次もチャレンジしたいです。

 審査講評  
体全体を家にして住みたいほど、きょうりゅうが大好きで、ずっと一緒にいたいという気持ちが感じられる。南国の花や、背中にある赤瓦の屋根は沖縄らしさを表現したのも良かった。体内に描いた家族の暮らしぶりも細かく表現され、階段を上って首のスロープを滑り降りる姿など、楽しく過ごしたいとの思いが絵全体から伝わってくる。(宮城)

 


平良 紗弥さん(さや)さん 仲井真小6年(那覇市)
『パイナップルハウス』

私はパイナップルが大好きで、沖縄の特産品でもあるので、モチーフにしてこの家を描きました。工夫をした所は、必要な日用品は全て描くようにし、色使いに気を付けました。

 審査講評  
各部屋のインテリアのデザインが全て違っていて一つ一つがとても良くまとまり見ていて楽しいワクワクする表現がされています。自分の好きなものに囲まれた生活は毎日が幸せな気分ですごせそうですね。細部の描きこみも丁寧で浴室の窓から見える景色や玄関ドアのガラス、家具なども立体感のある表現がされています。外の風景も丁寧に描かれたすばらしい作品だと思います。(江橋)


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堀江 琉加さん(るか)さん 普天間第二小4年(宜野湾市)
『海の仲間ハウス』
シュノーケリングをした時に、たくさんの海の生き物に出合えました。ジンベエザメにはまだ合ったことはないけれど、沖縄のきれいな海で、生き物たちと友だちのように仲良く楽しく暮らせるおうちがあったらいいなと思いました。

 審査講評 
「海の生き物たちと一緒に楽しく過ごせたらいいな」とありました。ジンベエザメが大きく描かれサンゴの部屋があります。海の中を移動しながら仲間たちと仲良く楽しむ家ですね。洗濯物や小さな生き物たちも上手に描いています。生き物たちの笑顔も上手です。10回記念として「仲間ハウス」を選びました。(金城)




山田 朔人(さくと)さん 城南小3年(那覇市)
『モノレールの中の楽しい家』

モノレールに乗るのが好きで、モノレールの家があったら楽しいなと思ってかきました。人の顔など、細かい部分の色塗りが難しかったです。ぼくがかいた絵が賞に選ばれてとてもうれしいです。

 審査講評 
夏休みにモノレールに乗った体験が本当に楽しく、印象深かったんだろうと思わせる。大好きなモノレールが家になり、家族一緒に移動しながら楽しい生活を送る。そんな理想を描いた。屋上ではサッカーができ、すし屋さんもあれば、レールにハンモックをぶら下げて昼寝する姿もある。好きなことを一枚の絵に描き込んだ、豊かな発想を感じさせる作品。(宮城)


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與那覇 百恵(ももえ)さん 古蔵小6年(那覇市)
『☆ガジュマルツリーハウス☆』

私は小さいころからガジュマルの木に登る事が好きだったので、ガジュマルの中に住める家があったらいいなぁーと思い、この絵を描きました。気根をハートにすることで、「家族への愛」「感謝」の気持ちを表現しました。昨年は入選だったけど、最後の学年でこの賞ををとる事ができてとてもうれしいです。

 審査講評 
ハートを抱いているガジュマルの顔がとても印象的で心に響きました。ツルをハートにするアイデアも素晴らしく、花言葉がとてもすてきで、花の中に幸せな家族の姿が描かれています。おちゃめな精霊キジムナー、家の守り神シーサー、鳥のスーサーなど、絵の構成力にも優れており、とてもウチナーらしい絵です。私もぜひ、幸せなガジュマルツリーハウスに住んでみたいですね。(山城)

 

中村 笑実(えみ)さん 船越小3年(南城市)
『ビンの町

ビンの中の家具やインテリア、カーテンの色など、細かい所をこだわりました。虫の体の大きさに合わせて、ビンの形や深さを変えて工夫しました。また、虫たちがおやつを食べている様子は、会話もイメージしながら描けたので、とてもワクワクしました。

 審査講評 
この絵を見たとき、これは何でできた家なのかと思いましたが、タイトルの「ビンの町」というのをみて納得できました。いろいろな形のビンを家に見立てとてもユニークな発想で出来た家は家具やカーテンなどよく考えられていると思います。家の周りの様子や遠景の川や山、ビンのビル群のような景色など細部に至るまでよく考え、丁寧に表現がされていてすばらしいと思います。(江橋)




青山 蓮李(るい)さん 豊見城小2年(豊見城市)
『ベジタブルハッピータウン』

ぼくは野さいが大すきなので、心も体もけんこうで、平和でえがおがあふれる家があればいいなと思って、ベジタブルハッピータウンをかきました。野さいの家はせんそうや争いごともありません。将来は住宅けんちくの仕事について、りそうの町をつくってみたいです。

 審査講評 
「野菜の形をした家がたくさん集まり、戦争や争い事が一切ない街」「平和で笑顔あふれる」とありました。家族みんなで平和な家の絵を描いてくれたのだと思いました。家族ぐるみでアイデアを出し描き楽しんだと思います。あったらいいなの家が街になって広がるのですね。今回は、10回記念として、絵の願いの広がりを特別賞に選びました。(金城)




羽地 咲茉(えま)さん 与儀小1年(那覇市)
『楽しいな! かんらんしゃハウス!』

かんらんしゃにのったときに、とっても楽しかったので、おうちになったらいいなと思ってかきました。まい日、おうちのかいがかわるところがおもしろいところです。せんたくものだって、まわりながらかわきます! がんばったところは、ていねいにかいたところです。しょうがもらえて、とってもうれしいです。

 審査講評 
縄跳びしたり、歌ったり、食べたり、毎日毎日楽しく過ごしたい。そんな気持ちが伝わる。家のフロアが毎日変わるとおもしろいと言う。回る観覧車のゴンドラに楽しみの場面が描かれ、グルグルと回転しながら、長くずっと続いていくといいな…。作者がワクワク感に胸をときめかせているのだろうなと感じ、見る人の心も温かくする。(宮城)

 

入賞・入選作品を展示 那覇市のタイムスビルで11月12~15日


これまでの展示会の様子

紙面で紹介した第10回こども絵画コンクール入賞作品13点と、入選作品168点の計181点を展示する。11月12日(水)~15日(土)まで、那覇市久茂地のタイムスビル1階エントランスホールにて。開催時間は日によって異なる。詳細は下記参照。15日には、同ビルで入賞者の表彰式も実施。あわせて、同コンクールで19社から集まった協賛金の一部を、子どもを支援する団体に寄付する。

【開催日時】
11月12日(水)午後1時~同6時
   13日(木)午前9時~午後6時
   14日(金)午前9時~午後6時
   15日(土)午前9時~午後4時

【会場】
タイムスビル1階エントランスホール
(那覇市久茂地2-2-2)

【問い合わせ】
こども絵画コンクール事務局
電話=098・862・1155
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2078号・2025年10月31日紙面から掲載

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