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2022年4月22日更新

[お住まい拝見+]琉球民家の快適さ

[お住まい拝見+]このコーナーでは、3・4月の「お住まい拝見」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者が面白いと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から 2022年3・4月」より掲載)

琉球民家の快適さ

庭から住宅を見る。ヌレエンのあるアマハジ空間は、花ブロックを積み重ねた4本の柱で軒を支える。柱には鉄筋を入れ、コンクリートを流し込んで耐久性を高めた
庭から住宅を見る。ヌレエンのあるアマハジ空間は、花ブロックを積み重ねた4本の柱で軒を支える。柱には鉄筋を入れ、コンクリートを流し込んで耐久性を高めた


4月15日号「庭とつながり人集う」
Kさん宅/(株)東設計工房

琉球民家に憧れたKさんが建てたのは、赤瓦の屋根が青空に映える混構造の平家。庭に面して大きな開口部を設け、琉球民家のアマハジ空間をコンクリートで再現している。アマハジの長さは約8.5㍍ある。

リビングや和室からフラットにつながるヌレエンが庭と室内をつなぎ、空間に広がりを生む。琉球石灰岩のヒンプンの先にある玄関ポーチは、壁面緑化でヌレエンを目隠ししつつ、癒やされる空間に。

室内は、ドアの工夫で出入りのしやすさと省スペース化を実現。出入り口に、引き戸を取り付けられない幅のトイレは、折れ戸を使って利便性を高めた。
 

ヒンプンと玄関ポーチ。壁面と庭の緑と琉球石灰岩のコントラストに和む

ヒンプンと玄関ポーチ。壁面と庭の緑と琉球石灰岩のコントラストに和む

 

トイレの扉。折れ戸にすると開閉スペースが小さくて済むのが利点

トイレの扉。折れ戸にすると開閉スペースが小さくて済むのが利点


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1894号・2022年4月22日紙面
「今月の表紙から 2022年3・4月」より掲載

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