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2020年9月18日更新

【ひと】アジア視野に新事業へ力|真喜屋弘和さん (株)ジョイ 環境ソリューション事業部部長

不動産業などを手掛ける(株)ジョイは環境ソリューション事業部を新設。建物内外のカビ除去工法が好評となっている。同事業部の真喜屋弘和部長(51)は「人にも環境にも優しい工法。事業をアジアにも広げたい」と意気込む。

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建物のカビを根絶


真喜屋弘和さん
(株)ジョイ 環境ソリューション事業部部長


-新事業スタートの経緯は?
当社は2000年に不動産業で設立し、ホテル、飲食、フィットネス事業も展開しています。昨年には、当社の管理物件のメンテナンスに、建物内外のカビを分解して保護する「TESD(ティーイーエスディー)工法」を導入したのがきっかけで、カビ除去の専門分野として新事業部を設立。私は部長として、営業から現場施工まで携わっています。

同工法は効果・安全性が高く、一般的な塗装補修費と比べれば低コスト。昨年、沖縄県トータルリビングショウで紹介したところ反響が大きく、受注先から評判が口コミで広がり、それとともに、現場に出ることの増えた私の肌も日焼けで真っ黒になっていきました(笑)。

-心掛けていることは?
押し付けることはせず、お客さまの悩み、要望、予算などをしっかり聞いて、それぞれの思いに寄り添った満足度の高い仕事を提供すること。

無料でテスト施工をする他、予算の都合で建物全体のカビ除去が難しい場合は、困っている場所から優先順位をつけながら提案。信頼関係も大切にしています。

-今後の目標は?
TESD工法で将来はアジアにも進出したい。アジアでは、外壁の塗り替えはしてもカビを除去して保護する方法や概念がほとんどない。また、アジアには沖縄と似た気候風土の地域が多く、建物のカビの質も似ているため、当社の沖縄での施工実績は強みとなる。事業部の人員など体制強化も図りながら、力を注いでいきたいと思います。

 


カビを分解して美観を維持
食品添加物と同成分で洗浄


(株)ジョイの環境ソリューション事業部が導入している「TESD工法」は、食品添加物に使用される成分でできた特殊洗浄剤により、高圧洗浄機でも落とせないカビでも除去できる。コンクリートやブロック、れんが、モルタル、プラスチック、鏡、金属、木材、クロス、畳など建物内外のあらゆる素材に使える。

真喜屋さんは「防菌、防カビ、防水効果もあり、美観の維持にも役立つ。人や環境、家計にも優しく安全。刺激臭もなく、気管支の弱い私でも安心して作業できます」と話す。年内に成約すると、見積もりから10%割り引くキャンペーンも実施中。詳しくは同社。


築10年の建物の頑固な汚れもスッキリ落とす


Before


まきや・ひろかず 1969年、沖縄市出身。2015年、(株)ジョイ(與古田勇二代表)に入社。ホテル事業部の立ち上げに関わり、ホテルマネジメントを担う。19年、同社に新設された環境ソリューション事業部の部長に就任。趣味は釣り。
◆(株)ジョイ 環境ソリューション事業部
北谷町字浜川117-24  電話098-983-7811

 

取材/赤嶺初美(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1811号・2020年9月18日紙面から掲載

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