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2025年11月21日更新
沖縄の小学生が描いた夢の家 入賞者12人を表彰 最優秀賞の中村さん、最後の応募での受賞に「うれしい」【第10回こども絵画コンクール】
「あったらいいな、こんな家」をテーマに県内の小学生から絵を募り、優れた作品を表彰する「第10回こども絵画コンクール」(主催・タイムス住宅新聞社、共催・インテリア産業協会沖縄支部)の表彰式が15日、那覇市のタイムスビルで開かれた。293点の中から入賞者12人を表彰。19社から集まった協賛金の一部を県内の子どもを支援する2団体に寄付した。

カラフル作品 12人表彰
「あったらいいな、こんな家」をテーマに県内の小学生から絵を募り、優れた作品を表彰する「第10回こども絵画コンクール」(主催・タイムス住宅新聞社、共催・インテリア産業協会沖縄支部)の表彰式が15日、那覇市のタイムスビルで開かれた。293点の中から入賞者12人を表彰。19社から集まった協賛金の一部を県内の子どもを支援する2団体に寄付した。

最優秀賞を受賞した中村桔梗さん(前列右から3人目)ら入賞者11人と審査員、主催者代表=15日、タイムスビル
タイムスビル 目立った環境テーマ
第 10回こども絵画コンクールの表彰式には入賞者12人のうち11人が参加。金城明美審査員長は「今年は災害や暑さを防止する家や、自然とともにある家など、人が環境に寄り添う絵が多かった」と総評した。
最優秀賞に選出されたのは、「透けている様子がきれいだった」という水族館で見たくらげをモチーフにした「カラフルくらげの家」を描いた中村桔梗さん(松島小6年)。「最後の応募の年だったので、今までの集大成になるような絵を描こうと頑張った。3年生から応募を続けたコンクールで最優秀賞を受賞できてうれしい」と語った。
奥行きが出るような色塗りや葉の塗り分けを工夫した「夜のツリーハウス 動物たちのすみか」で優秀賞を受賞した栁堀由樹さん(今帰仁小5年)は、「2年連続で優秀賞を受賞できてうれしかった。来年は最優秀賞を受賞したい」と意気込んだ。
「モノレールの中の楽しい家」で今回特別に新設された第10回大会特別賞を受賞した山田朔人さん(城南小3年)は、「夏休みにモノレールに乗って、周りの景色を見るのがとても楽しかったので、モノレールの家があれば面白いと思った。賞に選ばれてうれしい」と話した。
今回19社から集まった協賛金の一部を、こども支援を行う2団体に10万円ずつ寄付する贈呈式も行った。
県内で活動する「沖縄フリースクール居場所等運営者連絡協議会」の西山哲平代表は「当団体は子どもたちや保護者が安心して過ごせる居場所や、多様な学びの選択肢を提案している。これからも活動を応援してほしい」と話した。
那覇市で「こども食堂スマイル」の理事を務める熊本憲正さんは「このようなすばらしい場で贈呈されたので、それに恥じないように活動を頑張りたい」と抱負を語った。
11月12日~15日には同ビル1階のエントランスホールで入賞・入選作品180点の展示会も行われ、家族連れでにぎわった。
「あったらいいな、こんな家」をテーマに県内の小学生から絵を募り、優れた作品を表彰する「第10回こども絵画コンクール」(主催・タイムス住宅新聞社、共催・インテリア産業協会沖縄支部)の表彰式が15日、那覇市のタイムスビルで開かれた。293点の中から入賞者12人を表彰。19社から集まった協賛金の一部を県内の子どもを支援する2団体に寄付した。

最優秀賞を受賞した中村桔梗さん(前列右から3人目)ら入賞者11人と審査員、主催者代表=15日、タイムスビル
タイムスビル 目立った環境テーマ
第 10回こども絵画コンクールの表彰式には入賞者12人のうち11人が参加。金城明美審査員長は「今年は災害や暑さを防止する家や、自然とともにある家など、人が環境に寄り添う絵が多かった」と総評した。
最優秀賞に選出されたのは、「透けている様子がきれいだった」という水族館で見たくらげをモチーフにした「カラフルくらげの家」を描いた中村桔梗さん(松島小6年)。「最後の応募の年だったので、今までの集大成になるような絵を描こうと頑張った。3年生から応募を続けたコンクールで最優秀賞を受賞できてうれしい」と語った。
奥行きが出るような色塗りや葉の塗り分けを工夫した「夜のツリーハウス 動物たちのすみか」で優秀賞を受賞した栁堀由樹さん(今帰仁小5年)は、「2年連続で優秀賞を受賞できてうれしかった。来年は最優秀賞を受賞したい」と意気込んだ。
「モノレールの中の楽しい家」で今回特別に新設された第10回大会特別賞を受賞した山田朔人さん(城南小3年)は、「夏休みにモノレールに乗って、周りの景色を見るのがとても楽しかったので、モノレールの家があれば面白いと思った。賞に選ばれてうれしい」と話した。
今回19社から集まった協賛金の一部を、こども支援を行う2団体に10万円ずつ寄付する贈呈式も行った。
県内で活動する「沖縄フリースクール居場所等運営者連絡協議会」の西山哲平代表は「当団体は子どもたちや保護者が安心して過ごせる居場所や、多様な学びの選択肢を提案している。これからも活動を応援してほしい」と話した。
那覇市で「こども食堂スマイル」の理事を務める熊本憲正さんは「このようなすばらしい場で贈呈されたので、それに恥じないように活動を頑張りたい」と抱負を語った。
11月12日~15日には同ビル1階のエントランスホールで入賞・入選作品180点の展示会も行われ、家族連れでにぎわった。
協賛金の一部を子ども支援に取り組む2団体へ寄付

タイムス住宅新聞社の宮城栄作社長(右)とインテリア産業協会沖縄支部の江橋正事務局長(左)から寄付金を受け取った「沖縄フリースクール居場所等運営者連絡協議会」の西山哲平代表(右から2人目)と「こども食堂スマイル」の熊本憲正理事(同3人目)
沖縄フリースクール居場所等運営者連絡協議会(沖縄県)
さまざまな理由で学校に通っていない子どもや、不安や悩みを抱えている保護者を支えている。
こども食堂スマイル(那覇市)
毎月1000人ほどの子どもや家族に無償で食事を提供しているほか、学習支援や就労支援も行っている。
第10回こども絵画コンクール 入賞者一覧
◆最優秀賞
中村桔梗さん(松島小6年)「カラフルくらげの家」
◆優秀賞
羽地望衣さん(与儀小1年)「ロケットハウス」
金城由依奈さん(屋部小2年)「生きものとくらせる家」
友利璃良さん(鏡原小3年)「スイーツハウス」
栁堀由樹さん(今帰仁小5年)「夜のツリーハウス 動物たちのすみか」
◆タイムス住宅新聞社賞
山城彩羽さん(石嶺小3年)「旅するきょうりゅうハウス」
◆インテリア産業協会賞
平良紗弥さん(仲井真小6年)「パイナップルハウス」
◆審査員特別賞
羽地咲茉さん(与儀小1年)「楽しいな! かんらんしゃハウス!」
青山蓮李さん(豊見城小2年)「ベジタブルハッピータウン」
中村笑実さん(船越小3年)「ビンの町」
與那覇百恵さん(古蔵小6年)「☆ガジュマルツリーハウス☆」
◆第10回大会特別賞
山田朔人さん(城南小3年)「モノレールの中の楽しい家」
堀江琉加さん(普天間第二小4年)「海の仲間ハウス」
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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2081号・2025年11月21日紙面から掲載
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