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2024年7月26日更新

[お住まい拝見+]出窓で圧迫感 和らげ|テラワキケンチクコウジョウ

2024年7月に掲載した「お住まい拝見」「こだわリノベ」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわりなどを紹介する。

出窓で圧迫感 和らげ

LDKと南側の中庭の間は3枚引きの掃き出し窓二つで仕切り、コーナーまで開くように。コーナー部には柱がないため、内外の一体感がより生まれる


7月19日号/「変形地でも風光 存分に」/寺脇さん宅
テラワキケンチクコウジョウ


L字の変形地に建つ建築士の寺脇雄三さん宅は職住近接の住宅。限られた生活空間でも出窓を使い、窓際まで有効活用していた。

出窓はアイランドキッチンの北西側に設け、窓際はベンチを設置。寺脇さんは「通常の窓を設けた壁だとキッチンとの間隔は60㌢と狭くなるが、出窓を設けたことで圧迫感が軽減される」と説明する。また、出窓は南側にある大開口の対角線上にあるため、風が部屋の隅々まで行き渡り、「効率良く空気の入れ替えができる」。
 
勾配天井にすることで縦にも広がりのある室内となっている
 
育てているグリーンカーテンで外からの視線や西日を遮断。カーテンレールなど要らず、室内はすっきりとした印象に
 

撮影/桑村ヒロシ 文/市森知
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2012号・2024年07月26日紙面「今月の表紙から・2024年7月」より掲載

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