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2024年7月26日更新

[お住まい拝見+]表情ある美しい仕上げに|(株)クレールアーキラボ

2024年7月に掲載した「お住まい拝見」「こだわリノベ」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわりなどを紹介する。

表情ある美しい仕上げに

1階と2階をまとめて1回で打設することで打ち継ぎがなく、杉板型枠の模様付けが映える。スチールの庇や木製の玄関ドアがアクセントになっている


7月26日号/「16坪でも明るく広々」/Uさん宅
(株)クレールアーキラボ


狭小地に建つコンクリート打ちっ放し2階建てのUさん宅。シンプルな構造の建物を美しくみせるために施工を工夫している。杉板型枠で外壁を模様付けし、玄関の庇はスチール製に、玄関ドアは木製にしてコンクリート以外の素材を取り込むことで表情のある建物になっている。コンクリート打設は2階建ての場合、階ごとに分けてするのが一般的だが、Uさん宅は1・2階をまとめて1回でやることで外壁に打ち継ぎができず杉板型枠の模様付けが映える。また、室内の壁のコーナー部分は、型枠の跡がつかないように型枠を組むことで、すっきりした見た目に仕上げている。

照明やカーテンレールは天井のコンクリートを彫り込んで設置することで=下写真、空間にすっきりしたを印象を与えている。
 
 
コーナー部分は、型枠の跡がつかないように型枠を組むことですっきりきれいに仕上げている
 
施工中の写真。コンクリート打設を1回にした分、型枠は通常よりも高さがある(写真提供・クレールアーキラボ)
 

撮影/矢嶋健吾 文/池原拓
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2012号・2024年07月26日紙面「今月の表紙から・2024年7月」より掲載

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