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2022年11月4日更新

沖縄|【ひと】人に寄り添った家づくり|株式会社あすなろ建設 営業部長 |仲松 雅将 さん

「夏涼しく冬暖かい」高性能の木造住宅を扱う(株)あすなろ建設で、家づくりに関するさまざまなサポートをファイナンス中心に行っている仲松雅将さん(31)。「家づくりの資金計画はローン返済や入居後に発生するコストを含めて設計することが大切」と語る。

木造住宅の取得をサポート



仲松 雅将 さん
株式会社あすなろ建設|営業部長



-入社の経緯、業務内容は?
父が37年前に当社を立ち上げ、木造住宅を幅広い層のお客さまに提供する姿を見てきました。そのため不動産学部のある大学に進学。同じ不動産業界で働いていましたが、私も鉄筋コンクリート造住宅の多い沖縄で木造住宅の販売をしたいと思い、入社しました。

現在は住宅ローンアドバイザーなどの資格や前職での経験も生かして、資金繰りの相談から完成後のメンテナンスまで住まいづくりのトータルサポートを行っています。


-心掛けていることは?
家づくりの費用以外にも、教育費や老後のことも踏まえた資金計画を設計し、お客さまから「安心した住まいづくりができた」と言っていだたけるよう努めています。

これまでの経験上、住宅を購入される方の中には、要望がたくさんあり、ご希望の予算内に収まらないが方が多くいらっしゃいます。結果的に、暮らし始めてから支払いが滞り、住宅を売却せざるを得なくなってしまいます。

そういう状況に陥らないためにも私はまず「どんな住宅が欲しいですか」ではなく「どんな暮らしをご希望ですか」と聞くようにしています。

-社の強みは?
創業当時からの知見を生かしたシロアリ対策などの施工を行えること。土の中からの侵入を防ぐ基礎を採用しています。これまで木造住宅100棟以上の家づくりに携わってきましたが、1棟もシロアリ被害がない。また、完成後のアフターメンテナンスも60年サポートで建物の劣化を防ぎ、補修などの出費を抑えられるように配慮しています。

さらに、住宅の省エネ性を高めつつ年間の一次消費エネルギーを収支ゼロに以下にするZEH(ゼッチ)住宅も設計できる建築家と提携しています。住み始めてからの光熱費や維持費の負担を軽減することができます。

入居後に発生するランニングコストの支払いも見据えた家づくりの提案ができる体制を整えています。


-今後の展望は?
住宅購入を検討している方により多くの情報をお伝えし、説得ではなく納得していただけるよう知識を吸収していきたい。

また、家づくりは入居してからが本当のスタートです。住宅の安全性はもちろん、ローンの支払いに追われず安心して暮らせるサポートを提供していきたい。


沖縄市安慶田にある(株)あすなろ建設外観。今年で創業37年を迎える


損しない家づくり勉強会
毎月、第1・3土曜日曜

損しない家づくり勉強会の様子。受講者からは「専門家による解説だから本当によく分かる」と好評だという。

(株)あすなろ建設では、「後悔しないための賢い家づくり勉強会」を毎月第1・3土曜日曜に開催。現在はビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使い、非対面形式を取っている。

勉強会では、「得する土地の選び方」をはじめ「家の性能を下げず建築費を下げる方法」や「今より3割安く住宅を購入する方法」などの知識を専門家が分かりやすく解説。参加費無料、定員は回ごとで変動、完全予約制

問い合わせ/申し込みは、同社(電話=098・930・3333、https://www.asunaro-rhouse.co.jp/)。



〈プロフィル〉なかまつ・まさゆき/1991年、沖縄市出身。不動産学部を有する県外の大学に進学。2013年、投資用マンションや賃貸物件を扱う県外の不動産会社に就職。16年、帰沖し(株)あすなろ建設へ入社。住宅コンサルタントとして高性能の木造住宅の提供をはじめ、不動産業での経験を生かし、家づくりをトータルでサポートする。


第1922号・2022年11月4日紙面から掲載
取材/市森知

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