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2017年1月6日更新

【ひと】県営中城公園 所長 比嘉正一さん

中城城を中心に、約98ヘクタールと広大な整備計画が進む中城公園。2013年に一部供用が始まり、県内外から大勢の人が訪れている。公園を管理する比嘉正一さん(60)は、「利用者が安心して過ごせるように」と細やかに目を配る。

安全を第一に公園管理 企画・広報で情報発信も



―指定管理者としての主な業務は?
中城公園は、中城、北中城の両村にまたがる広域公園として整備を進めているところ。現在は、子どもの成長に合わせた豊富な遊具やキャンプ場などがある「自然共生エリア」と、管理事務所などがある「自然学習エリア」が利用できます。家族連れや学校などの団体の利用が多く、管理者としては安全対策が最も重要。スタッフも含め一日に3回は巡回し、危険がないかチェックしています。
また所長としてニュースレターを発行したり、講習会やイベントの企画運営など、公園を多くの人に知ってもらい、利用してもらうための取り組みもしています。

―仕事で心掛けていることは?
安全を第一に、皆さんが気持ちよく利用できるように、目配り、気配りは欠かせません。私から声をよく掛けるので、利用者も「水道の水が出しっ放しになっていた」「幼児が遊ぶ遊具の側で喫煙している人がいた」など、声を届けやすいようです。最近ではペットに関する考え方もいろいろで、公園を利用する人のマナー、モラルの向上に関しても働き掛ける必要があると感じています。

―今後の目標は?
皆さんから「花いっぱいの公園にしてほしい」と要望が寄せられています。公園の地盤は粘土質で花を育てるのは難しいのですが、土を入れて花壇を設けたり、花木を植えるなど工夫をしながら、皆さんの期待に応えていきたい。3世代、4世代と多くの人が楽しめ、親しまれる公園をつくっていきたいと思います。

大自然を満喫! 中城公園 人気の遊具&キャンプ場

キャンプ場内の炊事をするかま場

子育て世代に口コミであっという間に広まり、大人気となっている中城公園。特に、さまざまな遊具がある広場や設備の整ったキャンプ場は人気で海外の観光客も訪れる。キャンプ場は予約制で、日帰りおよび半日の利用が可能。整備が整えば、宿泊も受け入れる予定となっている。
人気の巨大遊具トランポリンは、1月8日から工事のためしばらく使用禁止になる。比嘉さんは、「安心して楽しんでもらえるよう安全対策をしっかりやりたいと思っているので、ご理解をよろしくお願いします」と呼び掛けている。

ひが・まさかず 1956年生まれ、浦添市出身。琉球大学農学部卒。月刊誌『緑と生活』の編集、東南植物楽園、浦添大公園勤務を経て、県営中城公園の指定管理者、所長に。沖縄昆虫同好会会長。NPO法人沖縄有用植物研究会理事。
タイムス住宅新聞第2週目紙面で「蝶々と花々」を執筆中。
◆県営中城公園 098-935-2666
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞 第1618号・2017年1月6日紙面から掲載
 

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