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2023年10月20日更新

住まいのプロフェッショナル⑧|有限会社フロンティアーズ

エクステリア、家具、住宅設備、ZEHの住まいづくり、庭、防犯カメラなど、快適な住まいづくりに役立つ情報を集めました。理想の住まいづくりや、ライフスタイルのヒントにしてみて!

 ZEH-Okinawaプロジェクト  有限会社フロンティアーズ

省CO2で172万円補助 沖縄型ZEHの普及を

同社がZEH+仕様で建てた木造住宅の室内。樹脂サッシLow-E複層ガラスが標準で日射遮へい効果をアップ。高温多湿な外気を直接室内に入れない全熱換気システムと小屋裏エアコン冷房で空調効率を高めている。断熱性能を示すUa値は0.39W/平方メートル・k、ηAC値1.2
同社がZEH+仕様で建てた木造住宅の室内。樹脂サッシLow-E複層ガラスが標準で日射遮へい効果をアップ。高温多湿な外気を直接室内に入れない全熱換気システムと小屋裏エアコン冷房で空調効率を高めている。断熱性能を示すUa値は0.39W/平方メートル・k、ηAC値1.2
 
同社がZEH+仕様で建築した木造住宅の玄関先。手洗い場と大容量の土間収納も設けられている
同社がZEH+仕様で建築した木造住宅の玄関先。手洗い場と大容量の土間収納も設けられている

住宅の断熱性、省エネ性を高めつつ、太陽光発電などによる創エネで、年間の一次消費エネルギー収支がゼロ以下になる「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」。(有)フロンティアーズは、低いほど断熱性能が高いとされるUa値が木造で0・6以下、RC造で0・8以下を基本とするZEH住宅の県内普及を目指す「ZEH-Okinawaプロジェクト」を展開しており昨年、国が支援する「サステナブル建築物等先導事業」に採択された。

同社のZEH住宅は、屋根・壁、基礎だけでなく窓回りに三重の断熱を施し、高温多湿な外気を直接室内に入れない全熱換気システムを採用するなど、沖縄の気候風土を考慮している点が特徴。省CO2技術の普及につながる先導的取り組みと評価され、来年度までに新築する全14戸について1戸あたり172万5千円の補助が受けられる。

同社の伊藝直代表は「本プロジェクトは、琉球大学と共同研究を進めているZEH実験棟での検証結果に基づくもの。電気自動車が電源となるV2Hを取り入れれば災害時も役立つ。高温多湿な沖縄でも低湿度で快適、省CO2な高性能ZEH住宅が建てられることを広めたい」と話す。補助対象は木造、RC造いずれも85~165平方メートルの平屋か2階建て。既に木造6戸が契約済み。木造・RC造各4戸の建築希望者を募集中。


【問い合わせ】

電話098-934-6701
沖縄市登川828
平日9時~18時営業、土・日・祝日休み(転送対応)
https://www.frontiers-house.jp/

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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1972号・2023年10月20日紙面から掲載

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