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2020年9月4日更新

自然の中で伸び伸び子育て-南城市玉城地域(旧玉城村)-

[歩いて見つけた!地域の住み心地-40-]旧玉城村にあたる南城市玉城地域=エリアマップ内黄囲み部=には、豊かな自然や遊具が充実した公園があり、各小中学校への通学に便利な市営バスも運行していて、子育てしやすい環境が整う。そのためか、「実家近くで子育てしたい」と地元出身の子育て世帯が賃貸物件を探しに来ることが多いという。観光名所も多く、海が見える場所は県外者の別荘地として人気。周辺地域の発展やこれから開通する南部東道路の効果も見越し、那覇近郊の住宅地として需要増に期待もある。

エリアマップ


◆学校区◆
 小学校は、船越・愛地・前川が船越小学校、百名・仲村渠・垣花・親慶原が百名小学校、それ以外は玉城小学校。中学校は全域玉城中学校
◆家賃◆
 5~10年前に建てられたファミリー向けのアパートが多く、間取りは2DK~3LDKが主流。家賃は駐車場付きで2LDKの5万5千~5万6千円。3LDKならプラス1万円。築年数によりばらつきがある
◆土地の相場◆
 10万円台が基本で、5万円程度の増減がある。立地などの条件によってはばらつきがある
◆地域を通るバス◆
 市営「Nバス」は船越小校区を経由するC路線、百名・玉城小校区を経由するD路線。路線バスは百名~国道331号~那覇バスターミナルまで3路線、佐敷~親慶原・喜良原~那覇バスターミナルまで2路線
 

南部東道路開通に期待



 1  糸数城跡から玉城小学校、奥武島を見下ろす。写真中央に見えるグラウンドが玉城小学校。地域内の高台からは海への眺望が楽しめる

海と緑がきれいな街だルン♪
ロードバイクやツーリングを楽しむ人もいたよ!

 


 

賃貸は子育て世帯が主
南城市の南部にある玉城地域(旧玉城村)は崖面を覆う木々、サトウキビ畑などの緑豊かな風景が広がる。釣りスポットやビーチのほか、コロナ禍で今は利用できないが、大型遊具やバスケットコートなどの施設が充実したグスクロード公園もある。地域内には小学校が3校、中学校は1校あり、市営の「Nバス」が通学に使える。伸び伸びと自然の中で遊べ、子育てしやすい環境が整っている地域だ。

同地域で不動産を扱う㈱照正興産の新崎伸さんと玉城奨二さんは、賃貸の需要について「『実家の近くで子育てしたい』と物件を探しに来る地元の人が多く、地域外に出た人も子育ての間戻ってくるようだ」と話す。アパート物件数は市内の他地域に比べて少ないが、「広くて比較的安い物件があるので、市内で賃貸を探している人からも需要がある」。

5~10年前に建てられたファミリー向けのアパートが多く、間取りは2DK~3LDKが主流。「駐車場付きで2LDKは5万5千~5万6千円。3LDKならプラス1万円」だという。


 2  交通量が多めの親慶原交差点。沿道は店舗兼住宅やアパートがあり、その裏手に住宅地が広がる。写真左の道路は南城市役所周辺につながり、現在舗装改修工事が行われている。右の道路は垣花など景色のいい高台につながる

那覇近郊の宅地求め
玉泉洞や奥武島、歴史文化財も数多く、海や地域周辺を見渡せるカフェなどがあって、観光客にも人気の同地域。沖縄の海を楽しむ暮らしを求め、垣花や百名など、高台や沿岸部では別荘や民泊なども見られる。土地の需要について、同社の金城博輝さんは、「眺望がいい場所は県外出身者からの需要がある」と話す。

地域内で道路や宅地整備などの大きな開発はないが、那覇空港自動車道が開通し、八重瀬町伊波や南城市大里地域などの周辺地域が発展したことで、那覇市へのアクセスが良くなり、買い物も比較的便利になった。

八重瀬町にほど近い船越や愛地などの県道沿線は、「住宅需要向きの場所。那覇近郊に住みたいという人が、手頃な土地を求めて同地域まで探しに来ている。那覇空港自動車道に直結する南部東道路の開通にも期待があるようだ」と金城さん。所々で数年内に建てられたであろう住宅やアパートのほか、新築分譲住宅や新しく開かれた宅地が見られる。

土地の相場について、「10万円台が基本で、5万円程度の増減がある。立地などの条件によってはばらつきがある」と金城さんは話す。

同社の3人は「まだ都心部から遠いイメージの地域だが、都心部にアクセスがしやすくなる南部東道路が整備されれば住宅需要はより増えると思う」と今後の発展に期待を込めた。


 3  船越の住宅地は比較的平たんな場所にある。写真左の高い建物などはアパートで、その奥に船越小学校がある


玉城船越の賃貸物件
船越小近く 収納充実の2LDK

   照正興産の新崎さんが紹介してくれたのは、船越にある2LDKのアパート。「船越小学校まで徒歩6分。広くて収納も充実していて子育て世帯にオススメ」と話す。
築8年の鉄筋コンクリート造。家賃は月5万1千円、共益費2千円。駐車場は1台無料、2台目も確保可能で月2千円。9月末に現入居者退去予定。問い合わせは同社(電話=098-888-6634)まで。
 


祖父母と共に子育てする家族を支援
南城市三世代同近居支援補助金

 南城市では、子育てのため市内に住む親元へ戻る子世帯など、三世代で助け合いながら子育てするために同居または近居する世帯に対して、引っ越し費用などの一部を補助する「南城市三世代同近居支援補助金」制度を設けている。対象になる世帯は、親世帯または子育てしている子世帯が市内に1年以上住んでいて、その世帯と同居または同じ小学校区内へ近居するために転居した世帯。
 引っ越し費用のほか、敷金礼金、住宅の新築・増築に関わる費用が補助される。補助金の上限は同じ住宅に同居する場合は30万円、同じ敷地の離れに住む場合は20万円。近居では、新築・購入の場合は20万円、賃貸の場合は10万円となっている。20年度分の補助については、ことし3月以降に転居していれば申請できる。

 


毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第1809号・2020年9月4日紙面から掲載


 

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スタッフ
川本莉菜子

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編集者
好奇心が行動源。まち歩きで面白いことを発見した時に興奮し、脇目振らずに追いかけて迷子になること多し。人が住む・暮らす場所にある歴史、知恵、繋がりの面白さを見つけて発信していきたいです。よく県外出身かと聞かれますが、生粋のウチナーンチュです。

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