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2018年9月21日更新

[不動産の日特集|活用度高める手法四つ]②コンバージョン

9月23日の不動産の日にちなみ、イマドキの不動産活用の手法四つをクローズアップ! ターゲットを広げる空間づくりやコンセプトの明確化で差別化を図ったり、用途変更で建物の付加価値を上げたり、家具やインテリアで中古物件をより魅力的に演出する手法を紹介。遊休地活用のための新築や既存建物の再生、住居兼集合住宅など家づくりの選択肢の一つとしても参考にしてみて。

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用途変えて物件「再生」
建物の用途を変更し、改修を行うことで物件の価値を高め、再生させる「コンバージョン」。都心で増えている空き室の多い中古のオフィスビルを、都市型の集合住宅や宿泊施設によみがえらせるのがそれだ。(株)リアルシティコーポレーションの営業開発本部、橋本昌和次長は、「既存の構造躯体を利用するため、建て替えに比べてコストや工期を抑えつつ、眠っている物件の価値も収益性も高めることができる」と説明する。

同社が那覇市小禄で手掛けたのも、築30年の3階建ての店舗兼倉庫だった建物だ=下写真①。都心に近く交通の便のいい立地や周辺の賃貸動向を分析の上、複合ビルへとコンバージョン。1階に店舗・事務所・倉庫を集約し、2・3階は1K6世帯が入る集合住宅としてよみがえらせた。内装も、倉庫ならではの高い天井や経年の雰囲気を生かせる流行のブルックリンスタイルで、差別化をはかる=下写真②。

「県内に多いRC造は、法的な耐用年数が47年。築年数が30~35年以内であれば、費用をかけてコンバージョンしても十分回収が可能だが、それ以上だと厳しくなる。また、用途変更には建築基準法などクリアしなければならない点も多く、地域の市場動向の見極めも必要。知識のある専門家に相談を」とアドバイスした。


①コンバージョン前


②コンバージョン後のリビング。レンガ調やコンクリート調の壁紙で、古き良きアメリカをイメージさせるブルックリンスタイルに


キッチンもレンガ調の壁紙で統一

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①土間空間で多用途に
③ホームステージング
④コンセプト型賃貸住宅
沖縄県宅地建物取引業協会に聞く 昨今の賃貸動向

[問い合わせ先]
(株)リアルシティコーポレーション 098-942-8588


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1707号・2018年9月21日紙面から掲載

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