お住まい拝見+
2023年12月22日更新
[お住まい拝見+]家の中央に防音室|(株)intree
本紙の巻頭コーナー「お住まい拝見」や「こだわリノベ」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介する。(紙面連載「今月の表紙から・2023年12月」より転載)
家の中央に防音室
1.2帖の防音室。防音室は気密性が高いため、エアコンや換気設備も必須
12月8日号「猫と料理好きの家」
Kさん宅/(株)intree
築36年の実家1階をリノベーションしたKさん宅。趣味の楽器演奏を楽しむため、既製の1.2帖の防音室を家の中央に配置した。Kさん宅を手掛けた㈱intreeの佐藤友恵さんは「Kさん宅の場合、隅は水回りの設置が優先だったり、窓と干渉したりなどの要因があり、中央に配置した」と説明する。
「防音室は気密性が高いため、換気設備が必要なほか、快適に使うためにはエアコンも欠かせない。床下に排水管を設けたほか、設備のメンテナンスのために防音室と壁の間に人が入れるほどの隙間をあけた。このメンテナンススペースへ続く扉は、目立たないようにウオークインクローゼット内に設置している」と話した。
既製の防音室を家の中央に置き、壁で囲って空間になじませた。床下には防音室用の換気設備やエアコンの排水管も通した
防音室と壁の間にはメンテナンス用の隙間を開けている。そこに通じる扉はウオークインクローゼット内に設置した
撮影/矢嶋健吾 取材/東江菜穂
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1981号・2023年12月22日紙面「今月の表紙から・2023年12月」より掲載
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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。