[お住まい拝見+]床下電源ですっきり空間|一級建築士事務所 大城禎人建築設計事務所|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

お住まい拝見

お住まい拝見+

2023年10月27日更新

[お住まい拝見+]床下電源ですっきり空間|一級建築士事務所 大城禎人建築設計事務所

このコーナーでは、巻頭企画「お住まい拝見」「こだわリノベ」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から・2023年10月」より転載)

床下電源ですっきり空間

1階にある母世帯のLDK。高さ2.9㍍の窓のサッシ一部を目立たないよう天井に埋め込み、すっきりさせている


10月13日号「テラス越しに姿感じ」
Mさん宅/一級建築士事務所 大城禎人建築設計事務所


住宅地に建つMさん宅は吹き抜けテラスで世帯間を緩やかにつなげた2世帯住宅。室内は各世帯とも好きな家具や緑が映えるすっきりとした空間になっている。

空間をすっきりさせる工夫の一つに、各世帯ともLDKの床下に建築士が造り付けたコンセントBOXがある=下写真。BOXを覆う板は電化製品のコードを通す穴が開いている。家電を使いながらでも床面はフラットとなるので、子どもたちが走り回ってもつまずく心配がない。また、ほかにもMさんの母親が住む1階には、北欧家具の椅子などに合うよう建築士が造作したテーブルが置かれている。
 
2階にある子世帯のLDK。テレビが付いている壁には収納スペースを設けている

 


テーブルは琉球石灰岩の天板が浮いて見えるようと建築士が設計し、八重瀬町の玉城木工商店に制作を依頼した
 
取材/市森知
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1973号・2023年10月27日紙面「今月の表紙から・2023年10月」より掲載

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
週刊タイムス住宅新聞編集部

これまでに書いた記事:2350

沖縄の住宅、建築、住まいのことを発信します。

TOPへ戻る