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2023年6月30日更新

[お住まい拝見+]無垢材・漆喰で湿気対策|㈲Kでざいん

「お住まい拝見」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介する。(紙面連載「今月の表紙から・2023年6月」より転載)

無垢材・漆喰で湿気対策

和室の押し入れ内部には、調湿対策として無垢材を張り付けた。
和室の押し入れ内部には、調湿対策として無垢材を張り付けた


和室側から見たLDK。左手の壁はマグネットでハガキなどを貼り付けて楽しめる
 

6月2日号「風抜ける60代からの家」Sさん宅/㈲Kでざいん

風通し抜群で落ち着いた雰囲気のSさん宅は、機能性を考えた建材使いも特徴だ。

和室の押し入れや個室のクローゼットの内壁に使われているのは無垢(むく)材。「収納内は風通しが悪く湿気がこもりやすい所。調湿効果のある無垢材を使うことで湿気対策になる」と建築士の金城傑さん。押し入れ対面の壁は同じく調湿効果を狙い、赤土を混ぜた漆喰(しっくい)を塗った。

またキッチンカウンターの対面にあたるLDKの西側は、一面マグネットが使える仕様に。Sさんの誕生日に孫からプレゼントされたメッセージや似顔絵、絵はがきなどを飾り付けて楽しんでいる。
 
LDK側から見た和室。写真右手が漆喰仕上げの壁。湿度調整に役立つとともに、赤土を混ぜたことでインテリア性も持たせている。壁の中央には、Sさんの父親が書いたという書を埋め込み、床の間のような役割も持たせた
LDK側から見た和室。写真右手が漆喰仕上げの壁。湿度調整に役立つとともに、赤土を混ぜたことでインテリア性も持たせている。壁の中央には、Sさんの父親が書いたという書を埋め込み、床の間のような役割も持たせた

取材/徳正美
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1956号・2023年6月30日紙面「今月の表紙から・2023年6月」より掲載

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