［お住まい拝見＋］パントリ－＆ポールが便利

このコーナーでは、「お住まい拝見」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介する。（紙面連載「今月の表紙から 2022年8月」より掲載）

パントリ－＆ポールが便利

２階のキッチン。夫人の要望から壁付けにし、奥にはパントリーを設置。冷蔵庫や家電もすべてパントリーに収納している

8月5日号「高台の景色存分に」
Ｎさん宅／遠藤建築設計室

高台に建ち、北谷町や沖縄市などの街並みから海まで、眺望を楽しめるのがＮさん宅の魅力。

しかし、キッチンは景色を背にした壁付け。「料理に集中したい」との理由からだ。ただし、キッチン背面に設置した調理台兼カウンターからは、景色を堪能できる。

冷蔵庫や電子レンジ、ごみ箱などはすべてキッチン脇のパントリーに収納。壁付けキッチンは背後のリビングやダイニングから手元が丸見えになるが、Nさん宅はパントリーのおかげで、丸見えでもすっきりしている。

寝室にも面白い工夫が。ベッドの真上の２本のポールは、布団を干すために設置＝左写真。「毎日、サッとかけて乾燥させることができて重宝」だそう。Ｎさん宅を設計した遠藤篤志さんの自邸でも設置していて、大活躍しているそうだ。

１階の寝室。ベッドの上のポールは寝具を干すためのもの