お住まい拝見+
2022年6月24日更新
[お住まい拝見+]テラスで手作り居酒屋
このコーナーでは、今月の「お住まい拝見」で、掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から 2022年6月」より掲載)
テラスで手作り居酒屋
家族でバーベキューなどを楽しむ2階テラス。テーブルは、以前の家で喜屋武さんがDIYした子どもたちのベッドを解体し、その廃材を再利用して作ったもの。換気扇のフードには調理用のボウルを使った
6月24日号(1903号1~3面)多世代を楽しむ家
喜屋武さん宅|建築アトリエ・トレッペン
4世代での生活を見据えた喜屋武さん宅。喜屋武さん世帯が暮らす2階では、夫婦が手作りで好みの空間に仕上げていた。
例えば2階テラス。喜屋武さんが昨年のゴールデンウイークに、「コロナ禍で居酒屋にもどこにも行けないから」とDIYした空間だ。週末は夫婦でビールと焼き鳥を楽しみ、子どもたちも一緒に食べるという。夫人は「その様子を撮影し、1人暮らしをしている長女に送るとすぐに駆けつけるんです」と家族の集いの場になっているようだ。
自身で塗装した冷蔵庫から飲み物を出す夫人。冷蔵庫の収納ケースは喜屋武さんが作り、夫人がおしゃれに塗装。側面にはバーベキューを意味するスペイン語が書いてある
2階寝室。壁面は夫人の好きな沖縄の海をイメージして、夫婦の友人がスプレーアートで描いた。夫人は「海の底で眠っているような気分になる」
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1903号・2022年6月24日紙面
「今月の表紙から 2022年6月」より掲載
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この記事のキュレーター
- スタッフ
- 出嶋佳祐
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編集者
「週刊タイムス住宅新聞」の記事を書く。映画、落語、図書館、散歩、糖分、変な生き物をこよなく愛し、周囲にもダダ漏れ状態のはずなのに、名前を入力すると考えていることが分かるサイトで表示されるのは「秘」のみ。誰にも見つからないように隠しているのは能ある鷹のごとくいざというときに出す「爪」程度だが、これに関してはきっちり隠し通せており、自分でもその在り処は分からない。取材しながら爪探し中。