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建築士の日

2020年6月26日更新

「倉」のある暮らし|儀間徹さん宅 [間+impression]

 7月1日の建築士の日にちなみ、5人の建築士の自邸を紹介する。自身で設計し、住んでいるからこそ実感している「やって良かった」「改善の余地あり」ポイントを教えてもらった。

スキップフロア 下には7畳の“倉”


間+impression
儀間徹さん宅



1階が親世帯、2階が儀間徹さんのお宅。儀間さん宅の床面積は約25坪。そこに、約19畳のLDK、和室、寝室、子ども室×2、ウオークインクローゼット、室内物干し場を有する6LDK。子ども室はLDKの半階上にあり、その下は7畳の大収納の「倉」になっている。キッチンから出入りでき、かなり重宝しているそうだ。床面積はコンパクトながら、縦の空間をうまく利用した機能的な住まいだ。


おすすめ! LDKの半階上に子ども室
 テレビボードを兼ねる階段の先が子ども室。テレビ上部が長女の部屋で、左隣が長男の部屋。広さは各3畳。儀間さんは、「互いの姿は見えるけど、上が散らかっていても下からは見えない。ちょうど良い距離感」と話す。




重宝! 子ども室の下に7畳の「倉」
子ども室の下に造った「倉」。7畳の大収納だ。「蔵は天井高1.4メートル以下で、固定資産税の対象床面積に含まれない」。さらに「手を伸ばさないと届かないような、高い位置にある収納は使いにくい。その点、倉なら無駄なく使える」と話す。





使える! 大きなダイニングテーブル
長さ2.2メートルある大きなダイニングテーブルは、「10人くらいの来客にも対応できるし、書斎にも勉強机にもなる。かなり重宝している」と話す。





改善の余地あり 動イルの浴槽 すぐ湯が冷める
浴槽も床や壁に合わせてタイル張りで仕上げた。ホテルのようにおしゃれで「汚れが目立ちにくいという利点はあるが、湯をためても冷めるのが早い。わが家はあまり湯船に入らないからいいけれど、よく入るご家庭にはおすすめしない」。


[DATA]
家 族 構 成:夫婦、子ども2人
敷 地 面 積:191.62㎡(57.96坪)
1階床面積:49.38㎡(約15坪)※親世帯
2階床面積:83.57㎡(約25.27坪)※子世帯
躯 体 構 造:壁式鉄筋コンクリート造
築 年 数:3年


[問い合わせ先]
間+impression
098-892-3635
http://ma-impression.com/


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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1799号・2020年6月26日紙面から掲載

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