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2020年4月24日更新

[お住まい拝見+]一石二鳥の工夫随所に

[お住まい拝見+]このコーナーでは、「お住まい拝見」や「こだわリノベ」といった巻頭企画で、掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から 2020年4月」より掲載)

一石二鳥の工夫随所に

コンクリートブロック+木屋根の家|カメアトリエ/亀崎さん宅より
 

約23坪の平屋に家族5人で暮らす亀崎邸。亀崎夫妻は建築士。無駄のない空間使いが印象的だった。

まずは洗面脱衣所=下写真。対面する壁がパタンと倒れるようになっていて、洗面台の上に置くと、アイロンがけや洗濯物を畳むための作業台に早変わりする。さらに寝室の押し入れは、中央の板が少し低めに設置されていて、布団や収納をどければ勉強机としても使えるようになっている。


洗面脱衣所には収納式の天板が設置されている。天板を倒して洗面台の上に置けば作業台が完成。脱衣所が家事室へと早変わり。正面の勝手口は洗濯物干し場へ続く。取り込んだ洗濯物をここで畳んでしまうことができ、家事効率的にもグッド!

そしてコンクリート打ちっ放しの建物に出る「Pコン穴」も活用。型枠を固定するための穴でネジが出ているが、そこにボルトを設置してカーテンレールとして活用していた=左写真。


コンクリートに開いたPコン穴を利用したカーテンレール。ボルトの無機質な感じがコンクリートの壁にマッチしている


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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1790号・2020年4月24日紙面「今月の表紙から 2020年4月」より掲載


 

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スタッフ
東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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