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2021年12月17日更新

沖縄|【ひと】室内家具として強度アップ|中島 一臣さん|ハンモックブランド「方舟」代表

「RC-Z工法」の高断熱、高性能なRC(鉄筋コンクリート)造住宅を提供する(株)RCワークス。取締役社長の藤川巨治さん(71)は「住宅業界として社会に貢献したい」と、住まいのエネルギー収支ゼロを目指す。

沖縄産ハンモックを世界に



中島 一臣さん
ハンモックブランド「方舟」代表



-ハンモックに関わり始めたきっかけは?
アジアを旅していた時、タイでムラブリ族という少数民族に出会ったことです。

彼らはハンモック作りを仕事にしていました。手編みで目が細かいハンモックは、とにかく乗り心地が良かった。

しかし彼らには、開発によって住んでいた森を追われ、町で無理に働かされていた過去がありました。それをあるアメリカ人が助け、仕事としてハンモックを作るようになったといいます。

そんな背景のあるハンモックに魅力を感じる一方で、木がなければハンモックはつるせないと考えるように。そして日本でも自然保護のメッセージを伝えたいと思い、ムラブリ族が作ったハンモックの輸入販売を始めました。


-国産ブランドも立ち上げた
新型コロナの影響で輸入するのが難しくなったんです。幸い、ムラブリ族から作り方を教わっていたので自分で作ってみることにしました。

コンセプトは「リビングから森の中へ」。屋外用を室内使用するケースが増えていたため、室内家具としてのハンモックで、時々屋外使用するイメージです。ブランド名の方舟も、「自然と仲良く」という思いを込めて「ノアの方舟」の話から取りました。

また、室内家具は使う頻度が多くなると思い、太い糸を使うなど耐久性や乗り心地にも配慮。デザインのオーダーメードにも対応しています。


-今後の目標は?
常に新しい物を作っていきたい。幅広のソファタイプを作ったり、沖縄織物の柄をデザインに取り入れるなどしながら、芸術作品として沖縄から世界に展開していけたらいいですね。

大宜味村に工房開設
「地球とコネクトする体験を」

大宜味村喜如嘉の工房でハンモックを作る中島さん(提供)

方舟の立ち上げに伴い、大宜味村喜如嘉にある古民家を借りて工房として使っている中島さん。豊かな自然の中でリラックスしながら思いつくデザインは、宜野湾の店舗で考えるものとは違った印象になるという。

場所の選定理由としては「ハンモックに乗ってヤンバルクイナなど自然の声を聞いていると、地球にコネクトしている感覚になる。方舟を使う人には、方舟が生まれた場所に遊びに来てその体験をしてもらいたい」との思いもある。

さらに、「ハンモック作家も増やしたい」という中島さんは、同工房での体験教室も開催。「1日コース」から「作家独立コース」まで選べる。詳しくはホームページで確認を(https://hammockhakobune.com/)。


〈プロフィル〉
なかじま・かずおみ/1972年、東京出身。小学校卒業後、沖縄へ。アメリカやインドの大学に留学した後、バックパッカーとして世界を旅する。2000年、沖縄に戻り就職。08年、ムラブリハンモックのECサイトを立ち上げ、11年に店舗を構える。21年6月、方舟を設立。
◆方舟 宜野湾市大謝名4-22-2 
 電話098・898・9428


第1876号・2021年12月17日紙面から掲載

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