【ひと】清潔空間つくり地域貢献|神山寛之さん ガイソー沖縄中央店代表、サポートホーム代表|タイムス住宅新聞社ウェブマガジン

沖縄の住宅建築情報と建築に関わる企業様をご紹介

タイムス住宅新聞ウェブマガジン

家づくりのこと

企業・ひとの取り組み

2020年7月31日更新

【ひと】清潔空間つくり地域貢献|神山寛之さん ガイソー沖縄中央店代表、サポートホーム代表

外装・リフォーム業のサポートホームが運営する「ガイソー沖縄中央店」が、天然成分のみ使用する除菌・抗菌事業をスタート。神山寛之代表(46)は「安全な環境の提供と沖縄経済の回復、発展に寄与したい」と話す。

天然成分で除菌・抗菌


神山寛之さん
 ガイソー沖縄中央店代表
 サポートホーム代表


-新事業スタートの経緯は?
創業から10年。これまでお客さまや多くの人に支えられ、店舗や事業内容、従業員も増えるなど、少しずつ成長させてもらいました。
新型コロナが県経済に大きな打撃を与える中、飲食店を営む人々から悲痛な思いを聞き、これまでの恩返しとして、何か手伝えることがないかと考えるようになったんです。もちろん当社でも、来店されるお客さまと従業員の感染症対策は重要課題でした。
そこで、安全な環境づくりをお手伝いできればといろいろ調べ、化学薬品を使わず植物由来の天然成分のみで室内の除菌・抗菌ができる「ナチュラコート除菌システム」を知りました。それを採用するため、全国47社が加盟する除菌抗菌事業サービス「除菌工房」に加盟。除菌工房ガイソー沖縄中央店として事業を始めました。

-新事業に期待することは?
時代に合わせたサービスの提供で、健康生活と経済回復の一助となることです。
人体に無害だと承認された天然成分薬剤を使う除菌・抗菌工法なので、食器や電子機器を片付けるなどの養生作業がいらず、子どもや高齢者の施設にも安心して使えます。
施工後には施工証明書やステッカーを発行するので、来訪者の多い店舗や事業所では、利用者や従業員の安心感につながり、安全安心もアピールできます。

-今後の目標は?
新しい生活様式が求められ、沖縄では多くの業界が苦境にある。不安を抱く人々の気持ちに寄り添い、清潔で安心安全な環境づくりから、明るい未来を描くお手伝いをしていきたいです。

 



子どもたちにも安心を
学童クラブで無償施工


神山代表はこのほど、「地域への恩返し」として、うるま市にある2カ所の学童クラブにおいて無償で除菌・抗菌作業を行った。
やんちゃKids学童クラブの東江園長は「これまで困難だった壁や天井などに付着した菌やウイルスも安全に除菌できて良かった」と喜んだ。
その際に使用した「ナチュラコート除菌システム」は、国際安全検査機関に承認された天然由来成分の薬剤を噴霧する工法で、ミストが空間の隅々まで届き除菌する。神山代表は「施工前と後を比べると、細菌などの汚染物質を測る『ATP拭き取り検査』のRLU値は清潔な食品工場と同じレベルにまで減少するケースもある」と話す。効果は3カ月間持続し、20畳ほどの居室なら1時間程度で施工が完了するという。


学童クラブの施工の様子。部屋のすみずみまで除菌できた(提供)


かみやま・ひろゆき 1973年、うるま市出身。19歳より塗装業界で職人・営業として経験を積み、2010年独立、「サポートホーム」を開業。16年にショールーム「すまいるペイント」、19年に「ガイソー沖縄中央店」を開店。20年、「除菌工房」に加盟。除菌・抗菌事業を開始。
◆除菌工房ガイソー沖縄中央店 
 沖縄市高原5-9-5  電話=0120-889-103

 

取材/赤嶺初美(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1804号・2020年7月31日紙面から掲載

この連載の記事

この記事のキュレーター

スタッフ
週刊タイムス住宅新聞編集部

これまでに書いた記事:2411

沖縄の住宅、建築、住まいのことを発信します。

TOPへ戻る