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2020年7月17日更新

【ひと】時代見据え承継と新風を|武岡光明さん (一社)沖縄県建築士事務所協会会長

6月、県建築士事務所協会会長に就任した、T・武岡建築設計室代表の武岡光明さん(66)。「協会が今まで大事にしてきた理念や信頼の蓄積などを引き継ぎながら、新しい風も入れていきたい」と意気込む。

協会まとめ、周知に力


武岡 光明さん
(一社)沖縄県建築士事務所協会会長


-協会の主な活動は?
県内の建築士事務所代表者で構成され、事務所業務の適正な運営と健全な発展、施主の利益保護を目的に、研修会開催や情報提供、施主からの苦情解決等を行っています。
個人事務所や県外メーカーの参入が増えている沖縄では、施主がインターネットの情報で業者を決め、きちんとした図面もないまま工事を始めて、後々トラブルになったというような相談や調停も増えています。
一方で、当協会には現在187社の正会員がいて、自らを厳しく律する規定がある。建築士事務所選びの指標になると思います。

-会長としての抱負は?
大手組織でなく、私のような個人事務所の代表が協会トップに就くことはあまりない。私の役目はけん引役より、まとめ役だと思っています。会員みんなが協力し合い進んでいけるよう、意見、要望、アイデアなど声を出しやすい環境をつくっていきたい。

-今後の目標は?
時代の変化やニーズに合わせた取り組みにより、協会の発展につなげたい。働き方改革やテレワーク、コロナ対策など課題は多いが、上部団体である日本建築士事務所協会連合会や他団体とも連携し、会務活動を進めたいです。
また、人と人とのつながりが当協会の強み。経験豊富な先輩から課題解決のアドバイスをもらえたり、協会の顧問弁護士に依頼もできます。
協会の役割を再認識し、広く周知、普及に努め、特に個人事務所や若い世代の会員を増やしていきたいです。

 


事例から学ぶセミナー好評
事業承継勉強会など


県建築士事務所協会では11の委員会がさまざまな活動に取り組んでいる。「コロナ禍で各活動も厳しい状況だが、皆で知恵を出し合い、実践していきたい」と武岡会長。
中でも一昨年、次世代委員会が企画した事業承継勉強会は、「承継問題を抱えた事務所は多く、同業者の似たような境遇の事例はとても参考になり、学びが多かった」と評価。「建物は何十年も残る。何かあったときに対応できるよう、事務所が存続していくのはとても重要」と話し、「各会員事務所の健全な運営と発展、建築主の利益の保護は協会の理念。ニーズに合わせたセミナーをリモート導入で開催できるはず」と期待を寄せた。



2018年に次世代委員会が企画開催した事業承継勉強会(提供)


たけおか・みつあき 1953年、広島県出身。1級建築士。76年、芝浦工業大学卒。㈱アクアレックス(東京)、(有)沖建築設計事務所を経て、88年に独立。92年、T・武岡建築設計室に社名変更。2020年、(一社)県建築士事務所協会会長就任。趣味はゴルフ、釣り。
◆沖縄県建築士事務所協会 浦添市西原1‐4‐26  電話=098-879-1311

 

取材/赤嶺初美(ライター)
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1802号・2020年7月17日紙面から掲載

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