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2025年12月12日更新

2004年に本島初確認のものも 沖縄で急速に広がる帰化植物2種|身近に見られる帰化植物㉝

文・写真/比嘉正一 沖縄文化スポーツイノベーション(株)顧問
海外から入ってきて、今では県内で普通に見られる帰化植物を解説。今回はトウダイグサ科のコニシキソウとカワリバトウダイを紹介。どちらも急速に広がりつつあります。

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急速に広がる2種
「コニシキソウ」「カワリバトウダイ」

コニシキソウ/北アメリカ原産

コニシキソウの花


コニシキソウの草姿

公園などに多い

コニシキソウは、北アメリカ原産で高さ10~25センチに成長する1年生草本です。春に発芽し、種子をつけて秋には枯死します。

葉は、2枚が向かい合って付く「対生」で長さは5~10ミリ程度、楕円(だえん)形で表面に暗紫色の斑紋があります。茎は根元から分岐して地面をはうように群生します。

日本には明治のころに侵入し、その後全国に広がったようです。沖縄では、時々見かける程度でさほど多くありませんが、公園などで目にする機会が多いように思います。それは芝生が九州から運ばれてくることが多く、そこに種がついていたからだと考えられます。


カワリバトウダイ/メキシコ原産

カワリバトウダイの葉は変化する。生育当初は幅広の葉


成長するごとに葉は細長くなる

2004年に初確認

カワリバトウダイはメキシコ原産で、高さ20~70センチに成長する多年生草本です。葉は対生や互生(互い違いに付く)です。「変わり葉灯台」の名の通り、葉の形が変化します。生育当初は幅広ですが、大きくなるにつれて細長くなる傾向があります。花は小さく、そこからぶら下がるように苞(ほう)を付けます。

路傍、畑地、公園などに幅広く帰化しています。本土では短い期間に畑にはびこるので、厄介な害草として知られています。沖縄でも2004年に本島で初確認されてから、瞬く間に各島々に広がっているので注意が必要です。


カワリバトウダイの花実
 


12月~2026年1月の公園情報
※諸事情で日時が変更になる場合があります。問い合わせ先にご確認ください。

【県民の森(恩納村)】
◆花を求めて海を渡るチョウ・アサギマダラの話

・日 時/12月20日(土)午後1時30分~同3時
・料 金/1000円
・定 員/10人(小学生以上対象)
・講 師/比嘉正一氏(学芸員)

秋になると本土から海を渡って南下してくるチョウ「アサギマダラ」は、日本全国にファンがいて季節感のある生物暦として親しまれている。その生態を説明する。
・電 話=098-967-8092


【中城公園(北中城村)】
◆接ぎ木体験

・日 時/2026年1月10日(土)午後1時30分~同3時
・場所/中城公園「会議室」
・料 金/2000円
・定 員/10人(大人対象)
・講 師/比嘉正一氏(学芸員)

接ぎ木に使う道具類から、方法まで詳しく解説する。今回はヒカンザクラに白花ヒカンザクラかクメノサクラ、モモにスモモの2種類から体験する。
・電 話=098-935-2666


【平和創造の森公園(糸満市)】
◆食べられる野草の観察会

・日 時/1月17日(土)午前9時30分~同11時
・料 金/1000円 
・定 員/10人(小学生以上対象)
・講 師/比嘉正一氏(学芸員)

園内を散策しながら食べられる野草を探す。新春は食べられる野草が多い。その見分け方、採取方法、料理方法などを詳しく説明する。
・電 話=098-852-4033
 

比嘉正一さん
執筆者
ひが・まさかず/1956年生まれ。月刊誌「緑と生活」、東南植物楽園勤務を経て沖縄文化スポーツイノベーション(株)顧問に。沖縄昆虫同好会会長、NPO法人沖縄有用植物研究会理事
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2084号・2025年12月12日紙面から掲載

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