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2024年12月6日更新
クリスマスを楽しみ減災意識も高めよう|アウトドア×減災㉑
那覇市曙にあるアウトドアショップ「燈人(ともしびと)」のスタッフ・與那嶺康貴さんが「アウトドア×減災(災害による被害を少しでも食い止めるような行動や取り組み)」をテーマに執筆。今回は、キャンプギアを寒さ対策やクリスマス調理に活用する方法を紹介します。
クリスマスを楽しみ 減災意識も高めよう
ポリ袋調理でローストビーフやスープ
湯煎可能なポリ袋でローストビーフとチーズフォンデュ、スープ、付け合わせを作りました! 肉はフライパンで焼き色を付け、野菜類は食べやすい大きさにカットしてからポリ袋に入れて湯煎しました
光源の熱を活用
寒くなってきましたね。冬の防災グッズには、湯たんぽやカイロなど防寒アイテムを追加しましょう。当連載で昨年、電気を使わず暖を取れる防寒グッズを紹介した回を参考にしてください=下記URL。
最近のキャンプギアのランタンやキャンドルランプなどは、発生する熱を活用して保温したり湯煎したりできるタイプもあり、かなり人気です。
デイツというメーカーのランタンは上部に金属製の平たいお皿が乗っていて、カップなど置いてスープやコーヒーなどの保温ができます。加湿機として使えるものもあります。ただし、火の取り扱いには十分ご注意ください。
ポリ袋調理でごちそう
さて、ここからはクリスマス編。防災グッズ(キャンプギア)を使ってクリスマスのパーティーメニューを作ってみませんか? 以前、当連載で紹介した「湯煎可能なポリ袋」で調理してみました。こちらの記事も下記URLから見られます。
少し大きめのお肉なども、湯煎することで火加減を気にせず中心部分まで火を通すことができます。ある程度、湯が沸騰したら火を止めてほったらかしにするので簡単。付け合わせやスープも、野菜をカットし、好みの味付けをして湯煎調理しました。
家族で作れば、防災訓練にもなります。楽しみながら、減災についても意識してみてください。そして少し早いですが皆さま、良いお年を。
①スープや付け合わせの野菜は食べやすい大きさにカットしてから好みの味付けをしポリ袋湯煎する
②牛肉は塩コショウをして、焼き色を付けてからアルミホイルで包む。その後ポリ袋に入れて湯煎する
③袋が鍋底に触れないよう、鍋底に皿を敷く。
④また、袋の上部に箸をくくりつけて、浮かせるという方法もある
2023年10月6日号に掲載した「湯煎可能なポリ袋」の記事
https://sumai.okinawatimes.co.jp/commons/special/detail/19796
2023年12月1日に掲載した「アナログ防寒グッズ」の記事
https://sumai.okinawatimes.co.jp/commons/special/detail/20308
よなみね・やすたか/沖縄ヤマハ内のキャンプギアコーナー「燈人(ともしびと)」スタッフ。
那覇市曙1-8-10
電話=098・866・5365
https://sites.google.com/view/tomoshibito/
毎週金曜発行・週刊タイムス住宅新聞
第2031号・2024年12月06日紙面から掲載