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2023年11月17日更新

[沖縄・木造住宅特集⑤]人も動物も快適で健やかに|有限会社ラムハウジング

ラムハウジング(川上優代表)が手掛ける木造住宅「空気がうまい家®『ゆがふ家』」は、自然素材にこだわった家造りが特徴だ。

Sさん宅のLDK。壁には幻の漆喰®、柱や梁、床、天井、キッチン、食器棚には音響熟成®木材が使われている。川上さんは「柱や梁は、一般的な木造住宅よりも太い材料を使っており、地震や台風などの揺れにも強い」と説明する
Sさん宅のLDK。壁には幻の漆喰®、柱や梁、床、天井、キッチン、食器棚には音響熟成®木材が使われている。川上さんは「柱や梁は、一般的な木造住宅よりも太い材料を使っており、地震や台風などの揺れにも強い」と説明する


音響熟成® 木材や幻の漆喰®

ラムハウジング(川上優代表)が手掛ける木造住宅「空気がうまい家®『ゆがふ家』」は、自然素材にこだわった家造りが特徴だ。

例えば、柱や梁(はり)といった構造材から、天井、床、家具・建具にまで使われている「音響熟成®木材」。乾燥させる際にバッハの音楽を聴かせて、その波動で水分だけを抜くことで、木の油分やエキス、繊維などを残した木材だ。同社の建築士・川上晃奈さんは「木の細胞が残っているので、調湿作用があるのはもちろん、地震や台風、シロアリにも強い。暮らすうちにツヤも出て『経年美化』します」と説明する。

壁などに使われる「幻の漆(しっ)喰(くい)®」は、漆喰に含まれた微生物が化学物質や空気中のホコリ、においなどを吸着・分解するという。「光や熱に反応して機能する『光熱触媒』で、天然の空気清浄機のような役割を果たす。壁についた汚れも分解するので掃除もラクになります」。

ほかにも、微生物が有害物質を分解する「竹炭入り清活畳®」などもある。
 
幻の漆喰®を使ったトイレの壁。ライトで浮かび上がった陰影が美しい。「気温が3度以上あれば、においや有害物質などを分解できる。年中温暖な沖縄ではトイレや押し入れに使っても機能する」と川上さん
幻の漆喰®を使ったトイレの壁。ライトで浮かび上がった陰影が美しい。「気温が3度以上あれば、においや有害物質などを分解できる。年中温暖な沖縄ではトイレや押し入れに使っても機能する」と川上さん

)音響熟成®木材を使った「うづくり」の床。木目の凹凸が浮き出ているので、足触りが心地いいほか、滑りにくくもなっている
音響熟成®木材を使った「うづくり」の床。木目の凹凸が浮き出ているので、足触りが心地いいほか、滑りにくくもなっている
 
 
愛犬のアトピーが改善

S夫妻の家も、そんな「ゆがふ家」の一つ。音響熟成®木材や幻の漆喰®に囲まれた室内に、妻は「呼吸がとってもラク。毎日、森林浴をしている気分です」と笑顔を見せる。Sさんも「眠りが深くなり、心身ともに癒やされています」と満足そうに話す。

家全体に貼られた「うづくりの床」はSさんのお気に入り。表面に浮き出た木目の凹凸で足触りがよく、梅雨時期もべたつかないので、いつも素足で過ごしているという。

天井や壁は二層の通気層と遮熱シートで囲み、外からの熱の影響を抑えている。「夏も冬も、暑さや寒さをあまり感じませんでした」とSさん。

中でも夫妻が驚いたのが、愛犬のアトピーが改善されたこと。妻は「以前はずっと体をかいて毛も抜けていたけれど、この家に来てからはそれが止まり、ふっくらした毛で覆われるようになりました。においも全然ないし、性格も穏やかになった」と話す。人も動物も快適で健やかに暮らせる住まいとなっている。
 
浴室。壁と天井に音響熟成®木材が使われている。「木の部分にはカビが生えないし、体の芯から疲れが取れる。毎日の楽しみです」と妻
浴室。壁と天井に音響熟成®木材が使われている。「木の部分にはカビが生えないし、体の芯から疲れが取れる。毎日の楽しみです」と妻





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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1976号・2023年11月17日紙面から掲載

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