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2023年11月17日更新

[沖縄・木造住宅特集⑥]伝統的な技術を生かす|株式会社 西建設

首里城など社寺建築のイメージが強い(株)西建設だが、実は木造住宅も手掛けている。「伝統的な木造建築が百年を超えて立ち続けているように、木造住宅も適切に選定した素材を適切に使うことで、高い耐久性を発揮します」と設計担当者は話す。

太い梁が印象的な住まい。天井も高く開放的
太い梁が印象的な住まい。天井も高く開放的


多彩な空間設計

首里城など社寺建築のイメージが強い(株)西建設だが、実は木造住宅も手掛けている。「伝統的な木造建築が百年を超えて立ち続けているように、木造住宅も適切に選定した素材を適切に使うことで、高い耐久性を発揮します」と設計担当者は話す。

同社では、柱や梁(はり)などの構造材に厚さ4寸(12センチ)の宮崎県産飫(お)肥(び)杉を使用。「昨今の木造住宅の骨組みは厚さ10・5センチが主流ですが、私たちは伝統的なモジュールである4寸の無垢(むく)材を使用。骨太で、長持ちする住宅を提供しています」。柱と柱の間に入れる筋交いは×形に入れて耐久性をさらに高め、台風にも強い家づくりをしている。

使用する木材は「基本的には機械加工して精度と品質を安定させています」が、クセのある木は手で作業する。「この幅広い技術力こそ、我が社の強み。木の特性に合わせた加工ができます。造作家具のニーズも多い」と話す。

シロアリ対策については「土台や柱はもちろん、筋交いや間柱にいたるまで、材木の内部深くまで防蟻・防腐剤を浸透させる『加圧注入処理』を施しています。基礎パッキンや土台の水切りにもシロアリ対策製品を採用し、10年保証を実現しています」。
 
4寸(12センチ)の太い構造材が西建設の特徴。耐久性を考慮して筋交いは×形に二本入れている
4寸(12センチ)の太い構造材が西建設の特徴。耐久性を考慮して筋交いは×形に二本入れている

カウンターやテーブルなど造作家具のニーズも多い。機械と手仕事を合わせて造り上げる
カウンターやテーブルなど造作家具のニーズも多い。機械と手仕事を合わせて造り上げる
 
 
女性建築士が設計

設計は二人の女性建築士が行い、「効率的な家事動線など、日々の暮らしやすさを考えながら設計しています」と力を込める。

「西建設は『和の空間が得意』と思われがちですが、木の温かみを感じるカントリー風の家や、洗練されたホテルライクな住まいなど、柔軟に対応しています」。

省エネにも配慮。「我が社が建てる住宅は、標準仕様で沖縄県(8地域)の省エネ基準に適合しています。外壁の通気はもちろん、ハイブリッド構造のサッシを使用している。これからも快適な住まいをつくっていきます」と話した。





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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1976号・2023年11月17日紙面から掲載

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