沖縄建築賞
2022年10月21日更新
【第8回沖縄建築賞】入選/「立体テラスでつながる二世帯長屋」(八重瀬町)/「三枚屋根の家」(北中城村)/「TOU cafe and gallery」(読谷村)
沖縄県内の優秀な建築物・建築士を表彰する「沖縄建築賞」。全34作品(住宅部門14件、一般部門20件)の中から、第8回の入賞作品が決定した。入選には奥原和明氏設計の「立体テラスでつながる二世帯長屋」、仲本昌司氏設計の「三枚屋根の家」、二宮隆史氏・二宮清佳氏設計の「TOU cafe and gallery」が選ばれた。
入選「立体テラスでつながる二世帯長屋」(八重瀬町)
設計者/奥原和明氏(41) 建築設計室ant
約22坪の建坪のため階段の途中にテラスを設けている。2世帯をつなげる共有空間となりつつ、テラスに面した開口部から光や風を室内全体に取り込む。
入選「三枚屋根の家」(北中城村)
設計者/仲本昌司氏(43) ㈱ADeR
芝生側には軒下空間を設けて室内に南から直射日光が入るのを防ぐ。また、高さの違う屋根を三つ重ねることで住宅全体に風が通るよう設計されている。
入選「TOU cafe and gallery」(読谷村)
設計者/二宮隆史氏(47)=左、二宮清佳氏(43)二宮設計
カフェ、ギャラリー、テラスの三つの棟が角度を付けて連なる。異なる奥行きを生み、棟同士で開口部を守るよう工夫している。
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第1920号・2022年10月21日紙面から掲載