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2024年6月28日更新

[お住まい拝見+]凹凸隠しスッキリ仕上げ|mino archi-lab

2024年6月に掲載した「お住まい拝見」「こだわリノベ」で掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわりなどを紹介する。

凹凸隠しスッキリ仕上げ

冷蔵庫やオーブンなどがぴったり収まった夫妻こだわりのキッチン  (写図説明)床と壁の境界に設置する「幅木」を壁内に収める「入幅木」にし、扉周りもスッキリ


6月14日号掲載/「既存の利点フル活用」Tさん宅
mino archi-lab


シンプルながら上品な印象のTさん宅。家具・家電が計画的にピタッと収納されているほか細部の仕上げまでスッキリ美しい。



 まず、壁と床の境界に設置する「幅木」=上イラスト=を、壁の中に入れ込んだ「入幅木」にした=下写真。一般的な幅木は厚みの分、壁面から突出するが、入幅木は凸部がなく見た目がフラット。「Tさん宅は扉がすべて引き戸。一般的な幅木にすると、壁と引き戸の間に隙間を作らなければならない。建具をぴったり収めるためにも入幅木を採用した」と建築士の美濃祐央さんは説明する。


床と壁の境界に設置する「幅木」を壁内に収める「入幅木」にし、扉周りもスッキリ


玄関のカギ収納も秀逸=下写真。取っ手のないプッシュオープン型で、スッキリ機能的だ。
玄関のカギ収納もあえて取っ手を付けずプッシュオープン型にしている。Tさん夫妻の「生活感を出したくない」という要望と利便性を両立させた
 

撮影/矢嶋健吾 取材/東江菜穂
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第2006号・2024年06月14日紙面「今月の表紙から・2024年6月」より掲載

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東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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