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2021年1月29日更新

[お住まい拝見+]木・石・色で重厚感

[お住まい拝見+]このコーナーでは、「お住まい拝見」や「こだわリノベ」といった巻頭企画で、掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から 2021年1月」より掲載)

木・石・色で重厚感

28坪の2世帯住宅/エコプラス/Yさん宅より

Yさん宅は建坪28坪の2世帯住宅。子世帯のYさん家族が住む2・3階は、重みを感じさせる木や石を使い、好みの「重厚感あるデザイン」を演出する。

最もこだわったのが、何枚もの板をアイアン枠で固定した造作の玄関ドア=下写真。建築士の池原真樹さんは「実際の重さもずっしり。好みをカタチにするために何度も打ち合わせした」と話す。色使い、色あせや傷も味になり、重々しいヨーロッパの城門を思わせる。リビングの壁は、継ぎはぎの白い石材で装飾=左上写真。凹凸のある表面が光で浮かび上がり、上品さも漂う。床・キッチン・建具は黒やダークブラウンで空間を引き締めた。
 

子世帯の玄関。造作のドアは重量が100キロ近くあるそう。Yさんが「珍しい構え方」というシーサーは、前足をかがめて正面を向く
 

リビングのみ石材の壁で仕上げ、エレガントさを強調


キッチンは「黒で即決」とYさん。家電も色を統一


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1830号・2021年1月29日紙面「今月の表紙から 2021年1月」より掲載

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