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2021年1月29日更新

[お住まい拝見+]階が違っても一体感

[お住まい拝見+]このコーナーでは、「お住まい拝見」や「こだわリノベ」といった巻頭企画で、掲載しきれなかった設計の工夫や施主のこだわり、記者がおもしろいと感じたポイントなどを紹介します。(紙面連載「今月の表紙から 2021年1月」より掲載)

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階が違っても一体感

1830号(今号1~3面)住宅地に「ホテル」な家/Kさん宅/遠藤建築設計室

1階が駐車場、2階が住居スペースのKさん宅。玄関は1階にある=左下写真。玄関スペースをガラス張りにしたのは建築士の提案だ。「住居スペースと階が違えど、ドアを開ける前からなんとなく家の気配が伝わり、帰ってきたときに安心感がある」と理由を話す。取材時、駐車場に乗り入れた記者とカメラマンを、子どもたちは階段に腰掛け、手を振って出迎えてくれた。顔が見える玄関は、来客時にも便利なようだ。

また、琉球石灰岩の壁が階段と住居スペースをつなぎ一体感を演出する=右写真、下写真。
「1枚壁のように見えるが、仕上げ材として壁に施している。階段側からリビングまで壁を巻くように施工している」と話した。



1階、駐車場から玄関を見る。ガラス張りになっていて中の様子が伺える。夫人は当初「すりガラスにした方が良いのでは」と思っていたそう。「でも住んでみると、階が違っても家族の顔が見えて気配が伝わる。良い感じ」と話す

玄関から2階の住居スペースへ上がる玄関。写真右側の壁には琉球石灰岩を用いた。この壁は下写真のリビングと表裏一体。1枚壁のように見えるが、琉球石灰岩を仕上げ材として壁に施している。壁の両側にインパクトの強い琉球石灰岩を用いることで、分断された空間でも一体感を演出する


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1830号・2021年1月29日紙面「今月の表紙から 2020年1月」より掲載

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スタッフ
東江菜穂

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編集者
週刊タイムス住宅新聞、編集部に属する。やーるんの中の人。普段、社内では言えないことをやーるんに託している。極度の方向音痴のため「南側の窓」「北側のドア」と言われても理解するまでに時間を要する。図面をにらみながら「どっちよ」「意味わからん」「知らんし」とぼやきながら原稿を書いている。

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