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2020年2月21日更新

2月22日は猫の日! 猫と暮らせる 賃貸住宅|猫と暮らせる賃貸物件②

[2月22日は猫の日!|猫と暮らせる 賃貸住宅] 2月22日の「猫の日」にちなみ、猫と一緒に暮らせる賃貸物件を紹介する。家具やアートまでプロがコーディネートしたNEWスタイルのペット可物件や、掃除がしやすい物件、IoTで外出時も様子を見ることができる物件など三つを取り上げる。

猫の生活専用 掃除もしやすく


ホーロー製のパネルが貼られた壁。磁石でくっつくキャットステップは田場さん夫婦の手作りで、各部屋に8個ずつ用意されている。「位置や角度など、猫の年齢や体力に合わせて自由に変えられます」と田場さん
写真左:​猫がケーブルをかじらないよう、コンセント類は高い位置に設けている

猫と暮らせる賃貸物件②
「マヤチグラ」(中城村)

手作りのステップ

「マヤチグラ」は、猫と暮らす人専用のアパート。独特な名前は、新潟県などでわらを編んで作る、猫が快適にくつろぐための民芸品「猫ちぐら」が由来だ。「猫」を沖縄の方言である「マヤー」に替えた物件には、猫と快適に暮らすためのさまざまな工夫が施されている。

その一つが壁面のホーロー製パネル。自身も同物件に住む、オーナーの田場正親さんは「引っかきや汚れに強く、ニオイも残りにくい」と話す。

さらに、磁石がくっつくホーローの特徴を生かし、キャットステップはマグネットタイプの可動式に。建築中に出会った愛猫の「のす」が乗っても耐えられるように、ステップの形や磁石の数などを夫婦で試行錯誤しながら手作りしたという。各部屋に8個ずつ用意し、キャットウオークまでの足場や、人が使う棚などとしても使える。

強化網戸は「猫がひっかいて網戸を破って出て行ったきり戻らない、などの悲しいケースを防ぐため」だ。実際、田場さん宅の網戸も「かなり引っかかれている」というが、ほぼ無傷だった。

床は「猫の足に優しいように」と、介護施設でも使われている、クッション性があり、ニオイや汚れも付きにくいタイプを採用。「猫は吐くことも多いが、簡単に処理でき、跡も残らない。随所に使ったホーロー製の壁も含め、人にとっても掃除の手間が省けるような造りになっている」。



室内のクロスは特殊な機能を備えたものを使用している。腰壁は引っかきに強く、その上はニオイ吸収、天井は湿気を吸収・排出する

ルール作りも大事
幼い頃から猫や犬と一緒に暮らしてきた田場さんは、猫と暮らせるアパートの少なさが殺処分の多さの要因の一つだと知り、猫専用アパートを建てることを決意した。

そうして2017年に完成したマヤチグラで、田場さんが設備とともに重視したのはルール作り。「飼育は3匹まで」「敷地内は完全禁煙」「避妊・去勢をする」など、猫と人が共生しやすい環境にするためのものだ。

また、年に数回、田場さん宅で飲み会を開き、入居者と情報交換もする。「部屋が見渡せるような高い所に登れる環境を作る」「猫同士の仲が良くないなら、高い所への経路を複数設け、逃げ道をつくる」「爪とぎはいろいろな形を複数、角付近に設置」など、猫と暮らす上でのポイントもアドバイス。

4月に1部屋空きが出る予定だが、入居者からは「傷や汚れに気を使わなくていい」と好評だ。「マヤチグラ」という名前の通り、猫と人が快適に暮らしている。



玄関。玄関ドアを開けた際に、猫が飛び出していかないよう、リビングとの間に猫逃走防止用扉を設置。クロスはアレルゲンを吸着する機能がある


トイレ。収納下を活用し、猫用トイレが置ける。扉には猫専用くぐり戸もある。ホーロー製の壁で掃除がしやすく、クロスはニオイを吸収する
 


Webでコラム執筆中
田場さんは、県内の猫に関するポータルサイト「おきなわにゃんこビレッジ(nyankovillage.com)で毎月コラムを執筆しており、マヤチグラでの暮らしや、猫と暮らすポイントなどを紹介している。

物件についての問い合わせは、マヤチグラのホームページ(takiryoku.xsrv.jp)にある「問い合わせフォーム」から。

編集/出嶋佳祐
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞
第1781号・2020年2月21日紙面から掲載

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「週刊タイムス住宅新聞」の記事を書く。映画、落語、図書館、散歩、糖分、変な生き物をこよなく愛し、周囲にもダダ漏れ状態のはずなのに、名前を入力すると考えていることが分かるサイトで表示されるのは「秘」のみ。誰にも見つからないように隠しているのは能ある鷹のごとくいざというときに出す「爪」程度だが、これに関してはきっちり隠し通せており、自分でもその在り処は分からない。取材しながら爪探し中。

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