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2025年1月31日更新

【人物紹介】顧客に寄り添うサービスを|(株)沖縄銀行 営業推進部・ローン統括担当部長の池原雄次さん[ひと]

昨年10月、沖縄銀行に新設された営業推進部ローン統括担当部長に就任した池原雄次さん(53)。住宅購入から企業の経営相談まで寄り添い続けてきた経験を生かし、お客さまに寄り添った金融サービスを目指す。

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連携力で細やかに対応



(株)沖縄銀行 営業推進部
ローン統括担当部長 池原 雄次さん


〈プロフィル〉いけはら・ゆうじ/1971年、那覇市出身。近畿大学卒業。95年、(株)沖縄銀行入行。支店長経験を経て、デジタル事業などを担当。昨年10月に新設された営業推進部ローン統括担当部長に就任。県内7カ所あるローンステーションを統括している。趣味はゴルフ。

◆(株)沖縄銀行
 那覇市久茂地3-10-1
 電話=098・869・1249


-仕事の内容は?

県内に7カ所あるローンステーションを統括しています。43人の行員が各ステーションで対応しており、私は現場の声を吸い上げながら、商品開発や仕組み、業務の改善につなげる役割を担っています。

-心掛けていることは?

「お客さまのニーズをしっかり聞く」ことです。銀行側の商品や目標達成を優先するのではなく、まずはお客さまの要望や状況をよく理解し、そのニーズに合った細やかな情報やノウハウを生かしたサービスを提供する。それができるのが当行の強みです。

当行は「成長の共創」をスローガンに掲げ、地域のために何ができるかを考え、それに対するソリューションをグループ全体で提供していくことを大切にしています。例えば、那覇のビジネス情報を北部のお客さまに提供したり、名護支店のお客さまを那覇のお客さまとマッチングしたりと、通常のビジネスではなかなか結びつかない企業同士を「沖縄銀行のお客さま」としてつなぐことができます。

さらに、全国の地方銀行と連携したポータルサイトを通じて、県外企業とのマッチングも可能。顧問税理士による相続相談会では、軍用地購入による相続税対策など、沖縄ならではの資産運用アドバイスを行うほか、お客さまに必要な喜ばれるサービスを心掛けています。


会議では現場スタッフの声を拾い、ニーズを捉えた商品開発に力を注ぐ

-やりがいを感じたのは?

住宅ローンの担当時代、「池原さんのおかげで家が建ちました」とお客さまから言われたときの喜びは今でも忘れられません。また、若手時代に企業融資を担当した際、経営が厳しかった会社が銀行の支援を受けて大きく成長し、後年その話を聞かせていただいたときは、この仕事をしていて良かったと実感しました。

-今後の目標は?

近年の地価高騰や建築資材の値上がりを受け、住宅取得のハードルが上がっている中、50年ローンの導入など、県民の生活実態に合わせた商品開発に注力しています。また、スマートフォンで完結できる非対面型サービスの拡充も進めています。ただし、対面での相談ニーズも依然として高いため、土日営業のローンステーションを通じて、きめ細かな対応も継続していきます。

地元銀行ならではの情報量やスピード感、連携や対応力といった強みを生かし、今後も取り組んでまいります。
 

ニーズに合わせ提案
50年返済をいち早く導入


融資の相談を受けるローンステーション那覇店の窓口の様子

池原さんが部長を務める営業推進部ローン統括グループは住宅ローンを中心に、教育ローン、マイカーローンなど、ローン全般を担当している。

中でも沖縄銀行の住宅ローンは融資額を2億円、融資期間を最長50年まで対応とするなど、全国でもいち早くニーズに対応してきた。池原さんは、「今年4月から省エネ基準適合が義務付けられ、ZEH住宅建築が主流になり、再生可能エネルギー創出機材の購入も含め、住宅建築や購入費が高騰している。若い世代のマイホームの夢を実現するお手伝いがしたい」と力を込める。

また、同行開発のアプリ「おきぎんSmart」から、来店不要で融資の手続きが完結する「おきぎんSmartローン」の取り扱いも開始。高い利便性で利用者に好評だ。池原さんは「お客さまの需要に合わせてローン商品の提案が可能。気軽に相談してほしい」と呼び掛ける。


↓画像をクリックすると、沖縄銀行 ローンステーションのページに移動します

取材/赤嶺初美(ライター)
毎週金曜日発行「週刊タイムス住宅新聞」
第2039号・2025年01月31日紙面から掲載

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