企業・ひとの取り組み
2024年3月22日更新
人や地域を豊かにする事業を|外間勝也さん Connecting Dots(コネクティング ドッツ)代表取締役|家々人々[143]
貴金属やさまざまな物を買い取る「買取店わかば西原シティ店」を経営する外間勝也さん(37)。金融やコンサル業勤務を経て、2会社を設立。3事業を展開する。そのバイタリティーは幼少期から育まれていたようだ。
人や地域を豊かにする事業を
ほかま・かつや/1986年、うるま市出身。専門学校卒業後、県内金融機関に12年半勤務。内2年は内閣府に出向。その後、コンサルタントとして活動するなど長年、中小企業支援の業務に従事。21年、(株)Connecting Dots設立。「買取店わかばサンエー西原シティ店」出店。23年、まつ毛パーマなどを行う「ロレインブロウ那覇店」出店。(株)メディラボ設立。■幼少期の暮らしの思い出は
母親がスナックや飲食店、アパレルなどを経営していたので、自然と事業に興味を抱くようになりました。
専門学校を卒業後、就職した金融機関などで中小企業支援に携わり、その経験からマーケティングの知識が必要だと感じ、無料でコンサルティングなどを行っていました。人の助けになりたいという思いが強くあったんです。
でも、組織の中で無料で行うことに限界を感じ、退職しフリーのコンサルタントとして活動するようになりました。コロナ禍で再びサラリーマンに戻りましたが、やっぱり事業への興味があり、2021年に独立して二つの会社を設立し、三つの事業を展開するようになりました。
■事業を始めて感想は?
3事業は全てフランチャイズです。私の得意とするマーケティング力を生かせますし、集客はできるけど商品開発が難しいという課題をフランチャイズ加盟で解決しました。
最初に出店したのは「買取店わかばサンエー西原シティ店」。全国でも上位売り上げで注目を集めています。事業をしてみて、沖縄の特に女性の所得の低さが気になりました。入社したスタッフは給与が増加し、時短など働きやすい環境が整ったことで、生活も気持ち的にもゆとりができたと話しています。これからも、働きやすさや所得向上につながるような事業で社会的な課題に取り組んでいきたいと考えています。
現在の住まい
妻、子どもと3人家族で賃貸住宅に暮らしている。引っ越しの条件としてこだわったのは個室。大きなテーブルがあり、仕事に集中できるような環境をつくった。■多忙だと思いますが、暮らしでこだわっている部分は?
第一に、自分の部屋を確保することです。妻と娘の3人家族で賃貸住まいですが、個室は引っ越しするときの条件でした。部屋には大きめのデスクを置きました。仕事をしていく上で大事な環境整備だと思うので、そこへの投資は惜しまずにやりました。
現在、新規で2店舗のオープンを控えていて、毎日が目まぐるしく、心身の疲労やストレスを感じることもありますが、家族との時間を大切にしています。
■今後の目標は?
より多くの人を助けていけるように、私自身の事業で全国展開することが目標です。業種は決めてなくて、人々や地域が豊かになれる事業を展開していきたい。集客と共に、スタッフや顧客が喜ぶ状態を築き上げていきたいと考えています。
新店舗準備中
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ホッ と空間
娘と遊ぶリビング
娘と遊ぶリビング
毎日、多忙な日々を送る外間さん。自宅リビングで1歳半になる一人娘に絵本の読み聞かせをしたり、一緒に遊んだりする時間が「一番ホッとするしリフレッシュでき、また仕事に向かう力になっています」と目を細める。
取材/赤嶺初美(ライター)
毎週金曜日発行 週刊タイムス住宅新聞
第1994号・2024年3月22日紙面から掲載